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スタッフおすすめ本

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スタッフみんなの激推し作品をご紹介します。 〜支配人だけでなく、スタッフみんなで書いています。〜
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#本好き

読書の秋!食欲の秋!食エッセイ特集。

早いものでもう9月も終わり。ゴリゴリの秋です!!タイトルに「読書の秋」やら「食欲の秋」やら書きましたが… 私にとっては読書も食欲も年中無休であることに、今更ながら気付きました。笑 でも、秋になると、栗やかぼちゃやさつまいもを使ったスイーツが登場して、その「期間限定」の誘惑には抗えない… やっぱり、食欲の秋ですね!!笑 ということで、今回は食にまつわるエッセイについて紹介します。 食エッセイとは…「食エッセイ」と聞いて、どんな内容を思い浮かべるでしょうか? 美食家たちが

「"言葉"は人生を豊かにする魔法」と感じさせられた珠玉の小説・マンガ・書評のご紹介

「もうダメ、あかん・・・」 そんな絶望的なとき、なにげなく手に取った本の言葉に救われたことはありませんか? 逆に悪意のある一言で、いっきに気分が沈んでしまうこともありますよね・・・ そう 言葉には人の気持ちや行動を変えられる"魔法"のような力があります その魔法は悪用するのではなく、誰かを励ましたり幸せな気持ちにさせるために使いたいですよね。 ただ、言葉を思い通りに使いこなすのって難しい。 例えば、映画を観て感動して「なぜか?」を伝えようとしても「エモかった!」

【寒い日に読みたい本まとめ】心が温まる本を召し上がれ。

ついに12月に突入!暑かった夏が終わり、秋を堪能する暇もなくすっかり冬になってしまいました。1か月後には新たな年を迎えるなんて信じられません。 12月は何かと忙しくなる時期です。まだまだ今年やり残したことがたくさんあって焦っている方もいるかもしれないし、新しい年を迎えることに不安な気持ちを抱えている方もいるかもしれません。 気持ちの余裕がどんどんなくなり、心が擦り減ってしまうこの時期。おまけに寒くて体も冷え切ってしまうこの季節。温かい気持ちになる本を読んで、少しゆったりと

台風で外に出れないから、まったり気分になれるエッセイを読んでみた。

秋といえば食?行楽?とはいえ、せっかくの連休も台風。何も考えずにお出かけできていた日常は、まだまだ戻ってこない。なんだか心がざわつくし、いろんなことに手がつかない。そんな時は、お部屋にこもって「エッセイ」を読んでみて欲しいのです。 話題の小説やビジネス本を「みんなが読んでるから」という理由で、読まなくてもいい。 どこの誰とも知らない方の人生を、くすくす笑いながら、切ない気分になりながら、自分と重ね合わせながら味わってみて欲しいのです。 作家さんの毎日を切り取ったエッセイは

「恋愛脳」「結婚脳」になれる本3選

「好きになるってなんでしたっけ?」 結婚相談所、女性からの質問NO.19くらいに値するこれ。 回答をダラダラ書きたいところだけど、一言だけ。 「とりあえず、本を読んでください」と。 「キュン」を補充する読書体験植物図鑑 有川浩 植物図鑑は、図書館戦争で知られる有川浩さんの作品。 2016年には、岩田剛典さん・高畑充希さんのW主演で実写映画化されました。 主人公のOLさやかは、マンションの前で倒れている男性イツキに出会う。 所持金が無くなって困ったイツキは「よかったら

「絵画」を紐解くためのオススメ入門書3冊

読書は、知らない世界へ通じる玄関であり、知っている世界の裏口でもある、と思う。 私が最近ハマっているのは、「絵画」。そのきっかけをくれたのは、実は、とある入門書の存在でした。 もちろん、絵画を見て何を思い、考えるかは、誰かに強制されるものでありません。ただ絵を見るだけでも、もちろんよし。想像をふくらませるのもまた味わい深い。 でもそこに、1冊の書があったらどうでしょう。 本で絵画を楽しむとは?何もかもに疲れた時、無心で絵画を見ていると、ゆたかな色彩やしっかりとした筆遣

夏の夜空に願いをかけて。星にまつわる本3選!

夏は、夜の訪れまでたっぷりと時間をかける季節。 「もう夜なのに、まだ明るい!」と思いながら、ついつい夜更かししてしまう時でもあります。 大人になってから、しばらくした時のこと。 真夏の蒸し暑い夜、どうしてもアイスが食べたくて、コンビニまで歩いて行ったことがありました。 空を見上げると良く晴れていて、夏の大三角がきらりと見えたのを覚えています。 人間が誕生する前から、おそらく人間がいなくなった後も、気の遠くなるような長い時間を、星々は輝きつづけている……。 空は、どれだけの

本好きスタッフを「つくった本」集めました!〜ホテルの本棚紹介〜

BOOK HOTEL 神保町では、さまざまなテーマを冠した本棚があります。 旅、食、暮らし、ミステリーなどのジャンルに合わせた本棚もあれば、泣きたい夜や、自分に優しくなれる本など、自分の気分や読みたいシーンに合わせた本棚もご用意しています。 ホテルにある本はどれも本好きなスタッフたちが選んでいるものばかり。その中でも、スタッフたちの趣味が一番わかる本棚があります。 それは「わたしをつくった本」のコーナーです。 実は最近スタッフが入れ替わったこともあり、「わたしをつくっ

“あたま空っぽ”でも読めちゃう、ゆる〜く楽しめるエッセイ3選

皆さん、いきなりですが本を読む理由ってなんですか? 新しいことを学びたい 悩みを解決したい 日常の嫌なことを忘れたい とにかく活字に触れていたい これに関しては十人十色ですよね。 私自身で言うと上記であげたこと、全てが当てはまります(笑) ただ、疲れていたりシンドイ時って本を読んでも文字が頭に入ってこないですよね。 恐らく読書好きの皆さんは、こんな時でも気持ちを変えたいと本を開くことがあるのではないでしょうか。 けれど、職場や学校の人間関係、将来への不安などを思い出

結婚したいな……と思ったら読む本

人生にはたくさんの素敵な瞬間が待っていますが、その中でも結婚は一大イベントであり、特別なもの。 大切なことだからこそ、結婚には勇気もいるしタイミングも難しいもの。 私も、ついこの前まで一緒に恋バナしていた友人たちの結婚ラッシュに、動揺を隠せなかった時期がありました。 SNSでの結婚報告、旦那さんとの幸せそうな写真、出産のお知らせ……。 こんなとき、ふと「結婚したいな……」って思った人も多いのではないでしょうか? そこで! 「結婚したい」と思ったときこそ、ぜひ手に取

「なんか疲れたシンドイ・・・」時に癒してくれるオススメのエッセイ3選

天気予報をみると最高気温が30度超えの暑い日が続きますね。 そんな暑さのなか、疲れがだいぶたまっているのではないでしょうか。 肉体的な疲れにくわえ、学校や会社の人間関係にも疲れ、へとへとになってしまう時がありませんか? 今回は、「なんか疲れたシンドイ・・・」時にあなたの心をほぐしてくれるオススメのエッセイを3冊紹介します。 “晴耕雨読”という四字熟語がありますが、ここまで暑いと外に出るのもおっくうになりますよね。そんなときは“晴読雨読”で涼しい家で癒しの本を読んでリラ

読書の秋!スポーツの秋!青春小説特集。

前回、「食欲の秋」をテーマに書いたので、今回は「スポーツの秋」をテーマに書こうと思います。 小学生から高校生までは、運動部で季節に関係なくゴリッゴリに運動していた私ですが、今ではまったく運動していません……。 最後に走ったのっていつだっけ? もはや走り方忘れてるんじゃない??ってレベルです。苦笑 そんな私ですが、スポーツ小説を読むと、スポーツ少女だったあの時に戻れたような、今すぐ軽やかに走り出せちゃいそうな気分になれるから不思議です。 では早速、おすすめのスポーツ小説

秋の芸術散歩。大人の絵本巡り

「読書で、芸術に触れる。」 読書の秋と芸術の秋を同時に楽しめて1度で2度美味しい!今宵は、そんなnoteをお届けします。 大人にこそ読んでほしい!絵本の世界絵本は子どもの読み物。そんなイメージを持っている方も多いと思います。ですが、絵本は決して子どもだけのものではありません! 絵本の中には大人にも役立つ教訓や生き方のヒントがたくさん詰まっていますし、久しぶりに開いてみると大人が唸るほどの美しい描写に驚かされることもしばしば。読むたびに新たな発見があることが魅力です! 絵

泣きたいくらい忙しい時に、いつも私を助けてくれた1冊について。

忙しくて、泣くような時間はなくて、ある固定された枠の中で生活している、そんなふうに思ってしまうときにおすすめしたい本があります。 私にとって、なかなか逃れられない大切な本。 一時忘れても、いつの間にかまたふと現れる、不思議な本。 「こなす」ことに慣れてしまって、「感じる」ことがどこかへ行ってしまう。それを、文章の強い吸引力でガッと戻してくれる。思いっきり「感じる」に振れる。 そんな本。 それが、 フランソワーズ・サガン『悲しみよ こんにちは』 です。 この本の