読書の秋!食欲の秋!食エッセイ特集。
早いものでもう9月も終わり。ゴリゴリの秋です!!タイトルに「読書の秋」やら「食欲の秋」やら書きましたが…
私にとっては読書も食欲も年中無休であることに、今更ながら気付きました。笑
でも、秋になると、栗やかぼちゃやさつまいもを使ったスイーツが登場して、その「期間限定」の誘惑には抗えない…
やっぱり、食欲の秋ですね!!笑
ということで、今回は食にまつわるエッセイについて紹介します。
食エッセイとは…
「食エッセイ」と聞いて、どんな内容を思い浮かべるでしょうか?
美食家たちが名店の料理を紹介する文章。
料理家の日々のおうちごはんの記録。
想像するだけでお腹がお腹が鳴ってしまいそう。
今回私が紹介するのは、作家さんによる、食べ物にまつわるエッセイです。
あの名品を食べるとよみがえるあの日の思い出、食へのこだわり、さらには食べ物に関する苦い思い出も!
食欲をかき立てられたり、食への思いに共感したり、自分との違いに驚いたり。
食エッセイには、ただ「おいしい」だけではない、さまざまな思いが詰まっています。
「食べること」は、誰にも邪魔されるべきではない、自由なもの!ということを伝えてくれるのが食エッセイの魅力のひとつであることでしょう。
おすすめ食エッセイ3選!!
さっそく、私のおすすめの食エッセイを3冊紹介していきます!
お腹が空いてしまっても責任は取れませんのでご了承ください。笑
いとしいたべもの
「日日是好日〜『お茶』が教えてくれた15のしあわせ」の著者の森下典子さんの、思い出の食べ物とエピソードが綴られています。
表紙だけでなく、作中にもおいしそうなカラーイラストが登場するので、寝る前に読むのはおすすめできません…笑
嗅覚や味覚と記憶って、本当に強く結びついているんだなあと感じます。
続編も出版されているのでぜひ!
あなたにとっての「いとしいたべもの」「こいしいたべもの」を思い出しながら読んでください。
君がいない夜のごはん
歌人の穂村弘さんによる、ちょっと癖が強めな食エッセイです。
私はこの本を読んで、「食事の楽しみ方に正解はない!!」と強く感じました。
食の好みはもちろん、食べる姿勢や食後の後片付けのやり方も人それぞれ…。
「私とは全然違う…」と絶句しながらも、穂村さんワールドにずぶずぶとハマってしまいました。
わるい食べもの
作家の千早茜さんのエッセイ。
千早さん、何と言っても食べる量がハンパない!!!
読んでいるこっちが胸焼けを起こしてしまうような、お腹がいっぱいになる一冊です。
ただの大食いエッセイではなく、生きていくのに必要な「食べること」との向き合い方について考えさせられます。
続編の「しつこくわるい食べもの」もぜひ!
また、こちらは千早さんの「気が合う」ならぬ「胃が合う」友で書店員の新井見枝香さんとの共著エッセイです。
おふたりが一緒に楽しんだ食事やイベントについて、それぞれ違った視点から書かれた、新感覚のエッセイです。
読んで、食べて、また読んで。
生きるために必要な「食べること」。
同じものを食べていても、自分とあの人では感じていることが違うから。
その人の食卓を覗いているような、それどころか頭の中まで覗いているような気分になれるのが、食エッセイの面白いところ。
そういえば、友人と日々の食生活については、話したことはないかも…。食エッセイをきっかけに、周りの人と「食事」について話すのも面白そう!
そして、自分の毎日を書き留めてみてもいいのかも。
食欲の秋は、ぜひ食エッセイを片手に。
ライター:石原
編集:moon(BOOK HOTEL 神保町支配人)
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