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BOOK HOTELスタッフのおすすめ

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ブックホテルスタッフみんなの激推し作品や、スタッフの日常をお届けします。
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#本好きな人と繋がりたい

読書の秋!食欲の秋!食エッセイ特集。

早いものでもう9月も終わり。ゴリゴリの秋です!!タイトルに「読書の秋」やら「食欲の秋」やら書きましたが… 私にとっては読書も食欲も年中無休であることに、今更ながら気付きました。笑 でも、秋になると、栗やかぼちゃやさつまいもを使ったスイーツが登場して、その「期間限定」の誘惑には抗えない… やっぱり、食欲の秋ですね!!笑 ということで、今回は食にまつわるエッセイについて紹介します。 食エッセイとは…「食エッセイ」と聞いて、どんな内容を思い浮かべるでしょうか? 美食家たちが

「研ぎ澄まされたことば」を味わう。BOOK HOTEL 京都九条「詩・短歌」特集。

「詩」や「短歌」はいうなれば「ことばのアート」。 短い文章のなかで伝えたいエッセンスを研ぎ澄ませ、練り込み、リズムよく押し出すことばたちを感じてほしい! 「読書の秋」だけではなく「芸術の秋」も楽しめる!という二度美味しいカテゴリ。それが「詩」や「短歌」なのでございます。(力説) こんにちは。BOOK HOTEL 京都のスタッフSです! こちら京都はようやくうだるような暑さから解放され、過ごしやすくなってきています。日中はまだすこし暑さもありますが、朝晩は涼しく(肌寒い

ミステリと紅茶のマリアージュはいかが。

皆さんは読書のお供に何を飲んでいますか? ミステリと紅茶が大好きな私は、都度その探偵に似合いそうな紅茶をセレクトするのが楽しみなんです。 ちなみに、今はリチャード・オスマン『木曜殺人クラブ』のお供に、スモーキーアールグレイを。(エリザベスをイメージ。) そこで、今回のnoteでは、そんな私が、様々な推理小説とそのお供にぴったりな紅茶をご紹介していきたいと思います。 ミステリの女王と呼ばれた、アガサクリスティーも愛した紅茶。 あなたも読書のお供にいかがでしょうか。 ①

絵本は、ハイスペックな創造物だと思うー。BOOK HOTEL 京都九条の選書物語。

2024年3月にOPENしたBOOKHOTEL京都九条。早いもので、まもなく半年が経とうとしています。まだまだ模索中ではありますが、支配人はじめスタッフ一同の「本が好き」という気持ちとともに、成長中です! ぜひ一度足を運んでいただき、本にまみれた京都の旅をお楽しみいただきたいです…! これから、こちらのnoteでは本の紹介を含む館内のご案内やスタッフおすすめの過ごし方、さらには地元ならではの京都のプチ情報なんかもお届けしていく予定です! さてさて、今日はBOOKHOTEL

「本当に今のままでいいの?」自分で選べるこの時代に、働く意味を考えさせられる小説3選

あなたは、なんのために働いていますか? 生活をするお金をかせぐため 誰かの役に立つため 社会との繋がりを感じるため このように働くひとの数だけ理由がありますよね。 ただ、「働く」ことは”目的”ではなく”手段”にしかすぎないと思います。 なにが言いたいかというと 私たちは幸せになるために「働く」のではないでしょうか 自分がした仕事で誰かに喜んでもらえたり、役に立ったとき、なにものにも変えられない充実感をもたらしてくれます。 仮にそう思えなくても、自分で稼いだお金で好き

【グルメ日記】神保町で働き始めて3ヶ月。その日々を食事と一緒に振り返ってみた。

あけましておめでとうございます! 誰得な記事しか書かない(書けない)、 BOOK HOTEL 神保町、スタッフUでございます。 今回は、私が個人アカウントで書いている日記の一部を大公開! (ちょっとだけ加筆修正しています) 単純に公開してみたかっただけなのですが、 それだけは流石にだめかなと思い、 「神保町周辺のグルメ情報」という付加価値(?)をつけました。 これを読めば、 滞在中のグルメにも困らない!? ホテルの裏側を覗ける!? 私の人となりも分かるかも!? という

「いつも心の絆創膏になってくれる」”本屋大賞4年連続ノミネート”青山美智子さんの作品を紹介。

私は本を読むとき、好きな言葉があると 忘れないように付箋をつけるようにしています。 家の本棚を眺めると付箋だらけの本がいくつかあり、青山美智子さんの作品が多いことに気づきました。 青山さんの作品の特徴は「これは私の話をしているのだろうか・・・?」と感じてしまうほど共感性の高い心理描写と、一歩踏み出す勇気を与えてくれるあたたかい言葉。 また、オムニバス形式でお話しごとに主役が変わるので、必ずと言っていいほど自分と境遇が近いキャラクターに出会えます。 そんな青山さんの作品

日常を楽しく変える!令和のエッセイスト特集

「なんだか毎日同じことの繰り返しでつまらない・・・」 そんな風に思いながら生きている人は、あんがい多いのかもしれません。 同じような生活をしていれば、こう思うのも無理ないですよね。 朝起きて会社に行きクタクタになりながら家路に着く。1日の楽しみは、晩酌しながら観るNetflixみたいな。 「あ~このままでは、よくないことはわかっている。だけど新しいことをやる体力も気力もないよ!!!」 その気持ち、すごくわかります。 けど、代わり映えない毎日も、よ~く目を凝らせば違

本を読むことで見える世界が変わる。「読書」がもたらす効果とは?

BOOK HOTEL 神保町の記事を見てくださっている方は、本が好きな方が多いのではないでしょうか。 しかし、周りを見渡すと本好きって案外いない気がします。 書店・図書館・出版社などにお勤めの方は、あまりピンとこないかもしれませんが、少なくとも私の周りには殆どいません・・・ そのため「本好きな人」は稀有な存在だと感じます。 SNS、Netflix、YouTube、アプリゲーム。これだけコンテンツが溢れかえっていたら、本を読むことの優先順位が下がるのも無理ないですよね。

ストレスや緊張を和らげくれる”自律神経”に良さそうな本の紹介

今年も暑い日が続きますね。 毎年、この時期になると「去年より暑くなってない・・・?」と感じるほど、年々暑さが酷くなっているように思えます。 暑いとクーラーに頼らざるえませんが、適切な温度にしないと外との気温差で体調を崩してしまう。家なら自分で温度調節できますが、会社・電車・カフェなどに入ると、ガタガタ震えるくらい寒いときもある。 夏場の体調管理はとても難しいですよね・・・ 「体調が悪いときは、無理しないほうがいいよ」と周りの人たちは言ってくれますが、簡単に休めむことは

【寒い日に読みたい本まとめ】心が温まる本を召し上がれ。

ついに12月に突入!暑かった夏が終わり、秋を堪能する暇もなくすっかり冬になってしまいました。1か月後には新たな年を迎えるなんて信じられません。 12月は何かと忙しくなる時期です。まだまだ今年やり残したことがたくさんあって焦っている方もいるかもしれないし、新しい年を迎えることに不安な気持ちを抱えている方もいるかもしれません。 気持ちの余裕がどんどんなくなり、心が擦り減ってしまうこの時期。おまけに寒くて体も冷え切ってしまうこの季節。温かい気持ちになる本を読んで、少しゆったりと

台風で外に出れないから、まったり気分になれるエッセイを読んでみた。

秋といえば食?行楽?とはいえ、せっかくの連休も台風。何も考えずにお出かけできていた日常は、まだまだ戻ってこない。なんだか心がざわつくし、いろんなことに手がつかない。そんな時は、お部屋にこもって「エッセイ」を読んでみて欲しいのです。 話題の小説やビジネス本を「みんなが読んでるから」という理由で、読まなくてもいい。 どこの誰とも知らない方の人生を、くすくす笑いながら、切ない気分になりながら、自分と重ね合わせながら味わってみて欲しいのです。 作家さんの毎日を切り取ったエッセイは

「ビジネス書1000冊選んどいて!」と言われたので、取り急ぎ読んだことのない50冊を提出しておきました。

「ビジネス書1000冊選んどいて!」 人生で、この言葉を伝えられる機会があるでしょうか? 私はありませんでした。 この先もあると思っていませんでした。 でも、ここはBOOK HOTEL 神保町。 突飛な依頼が飛び交う職場。 私はこう答えるしかありません。 「承知しました」と。 1000冊!?何言ってんだ!とはいえ、こう思っちゃいますよね。 いくら本が好きだと言っても、 ビジネス書を1000冊も読んだことなんてない! スタッフみんなで手分けするとしても、 ひとり50

自分を見失いがちな、こんな時代。”自分らしく”生きたいあなたへ贈る小説3選

年末、いかがお過ごしでしょうか? 帰省して故郷でゆっくりしている人もいれば、仕事が忙しく落ち着かない人もいらっしゃいますよね。 今年を振り返ると、対面で人と会うことが増えたり、音楽のライブ・スポーツ観戦での声出し解禁など、コロナで失われた日常が戻ってきた感じがします。 その反面、コロナ禍でやりすごす事ができた他者との距離感が、再び近くなった気もします。 「人は人、自分は自分」 わかってはいるが、嫌でも他者の存在が気になってしまうことがある。 電車の中や信号が赤になっ