読書で、未来を切り開く「妄想力」が身につく!?〜子どもの日に、「子ども」と「読書」について考えてみる〜
知的好奇心の塊ー。
そして、抜群の記憶力。
深く考えずに、「即行動」できる。
経験をすぐにアウトプットでき、いつだって溢れんばかりの夢を抱えている。
子どもたちは、いつだって無限のパワーを持っています。
「これは何ていうの?」
「なんで?なんで?」
目を輝かせながら聞いてくれる。
答えてみせると、途端に、「聞いて聞いて!」と嬉しそうに色んな人に伝えにいく。
そんな、子どもたちの無邪気で純粋な姿を見ていると、正直、少し羨ましくもなります。
私は、子ども時代に見たもの、聞いたもの、考えたこと、その全ては、その後の人生に影響しうるエッセンスになっていくだろうと、思っています。
だからこそ、その多感な素晴らしき時期には「良質なコンテンツ」に触れてほしい、と思うのです。
そこで、今回は、こどもの日に絡め、「子ども」と「本」との付き合い方についてじっくりと考えていきたいと思っています。
お子さんがいらっしゃる方、子どもと関わる機会がある方などは、もしよろしければ最後までご覧ください。
子どもたちこそ、読書を。
大人たちは何かと忙しく、なかなか読書習慣はとりづらい。
そのため、私は、無理して読書をして疲れてしまうくらいなら、「読みたい」と思えるまで時間を空けてもいいように思います。
しかし、子どもたちの場合は、少しばかり強制でもいいので、スマホ時間よりも長めに「読書時間」をとってほしいのです、、!(個人的想いです。。。!!!ぜひ本に出会ってほしい。。。!)
なぜなら、生きていく上で、絶対に役立つ「人間力」を身につけることができると思うから。
子ども時代には、どんな本からでも、「考える」「感じる」「知る」などさまざまな経験をすることができます。
もちろん、歴史や生物、英語の本などは、好奇心の芽を育てるにとても有効だとは思います。ですが、ここでいうところの「人間力」は、必ずしもそういった学習的な要素の本だけに限った話ではありません。
たとえば、絵本や小説を読んで知らなかった世界に触れることで、語彙が豊かになったり、自分なりに表現する方法を知ることができたりすることでしょう。感受性もぐんぐん磨かれること間違いなし!
本の中に出てきたキャラクターが、今後生きていく上での、大切な友達になって、何度も助けてくれる、そんなことだってあります。
ちなみに、幼い頃からずっとずっと読書を続けてきた私が、一番効果を実感しているのは「妄想力」です。。。笑
少しだけ、語らせてください。
本を読むことができる最大のメリットは妄想力が上がることかもしれない。と私は思います。
本は、読めば読むほど、自分の知っている「世界の幅」が広がっていきます。その世界に入り込めば入り込むほどに、「現実」を忘れる経験、言い換えれば、圧倒的な「没入体験」をすることができるのです。
それを続けていくことで、まるで小説の主人公になったような気持ちで毎日を過ごすことができるようになってきます。笑
これがいわゆる「妄想力」だと私は思うのです。
妄想というと、あまり聞こえは良く無いかもしれませんが、、笑
これは、「未来のこと思い描く力」と言い換えることができると思います。
妄想力があるとどんないいことがあるか、、、?
たとえば…
・相手の気持ちを読み取り、思いやりを持って行動することができる
・新しいこと、アイディアを思いつく
・「こんなことが起きるかも」などリスクを回避した行動ができる
etc…
これからの時代を生きていく上で、先を見通したうえで何かを生み出していく力である「妄想力」があることはきっと意味があることでしょう。
そしてこれらは、学習や塾のみでは身につけることはできない力なのかな、と思うのです。
だからこそ、スマホの便利さには変え難いかもしれませんが、子どもたちには、不便であっても紙の「本」に触れてほしい。
そんなふうに願っています。
子どもたちに、「読む〇〇」をプレゼントしてあげてください。
私は、子どもたちには、ぜひ「読む環境」を与えてあげてほしいなと思います。
好きな本を見つけるのは、自分や友達に聞いて選ぶことができますが、「読むことのできる環境」は家庭での習慣の中で身につくものなのでは、と思うのです。
0〜6歳のお子さんがいる方は、読み聞かせをぜひ。
小学生のお子さんがいる方は、一緒に図書館に行く時間をぜひ。
中学生以上の方は、好きな本について家庭で話す時間をとってみてもいいですね。
そのほか、
・進路に迷っている
・友達とうまくいかない
などなど、何か解決したいことがあるときには、それとなく本屋さんに一緒に行ってみてもいいのではないのかな(図書カードをプレゼントとかでも♩)と思います。
*ちなみに家族の本棚を公開しておくのはすごくおすすめです。笑
親や兄弟の選ぶ本は、何だかわからないのですが、「刺さる」ことが多い気がします。
あ、もちろんブックホテルに家族で来てもらうっていうのも✨笑
今回は、「子ども」向けに記事を書きましたが、これは大人であっても同じことが言えると思います。
今日は、あなたの人生で一番若い日。
自分の未来のための読書をしてみませんか?
文章:moon( BOOK HOTEL 神保町 総支配人 三浦菜月)