バッテリー切れになる前に。全力で頑張っているあなたのための処方箋。
「自分」を見つけるって何?
みなさんはこれまでに、自分自身について考える機会は、どれくらいありましたか?
「そんなにないかな…」と思う方でも、進路選択の時、または就職活動の際などには「自分に向いていること」について考えた経験があると思います。
私が本格的に自分と向き合うことになったきっかけは、就職活動につきものの「自己分析」でした。
正直、その時には、心が疲れ切っていたので、「自分自身のことを考える」ということは苦しいものだと感じていました。
しかし、あの時から歳を重ね、思うのです。
「自分を知ってるって最強じゃん!!!!」と。
世間ではこれは「自分軸を持っている」とも言うのかもしれませんね。
自分を知っているからこそ、輝ける毎日がある。と私は今になって感じています。
もっともっと、自分のことを理解できるように、自分自身と対話をしていきたいです。
そうはいっても、比較をしてしまうものだから。
「自分」について考えて、自分の軸を持つことができた!!!
とはいえ、
やっぱり周りの視線は気になるもの…。
いつでも隣の芝は、どうしたって青いんです。
「よし、私は人に流されず、自分の思うように生きるぞ!」
そう決めても、あれよあれよと流されてしまい、
「変わってないじゃん、私。」
と落ち込むことがあります。
でも、そういう時だって、あっていいと思います。
だって人間だもの。
「こうありたい」
「自分はこんなふうに進みたい」
それをそのまま貫き通せるのは、すごく理想的な姿だと思います。
それでも、アクセル全開で突っ走っていたら、始めこそ良くても、そのうちガソリン切れで走れなくなってしまう日が来ます。
あえてスピードを緩めて、休憩と栄養を取って、自分のペースで進む。
そうやって意識的に、お休み期間を設けることは、「自分軸を持って生きる」以上に大切なことだと思うのです。
休むことに罪悪感を覚えてしまう人もいるでしょう。わかります。
でも、いいんです。
3回ずつ唱えて、また一歩進むためのエネルギーを蓄えていきましょう。
また走り出すための「燃料を蓄える」時間が私には必要!
そう思えたなら、早速、「本」でエナジーチャージしていきますよ!
あなたの「燃料となる本」3選
これぞ、心の処方箋。
私がこの本との出会ったのは、昨年の秋のこと。
やらなくてはいけない仕事は山積み。
引き継ぎをするものの、周りも余裕がないからか、結果として
ブーメランのようにそのまま仕事が返ってくる。
お腹は空いているけれど、「何が食べたいのか思い浮かばない」
せっかくの休日だから何かしたいけれど、「何がしたいのか分からない」
そんな思いを抱えて過ごした時に手に取ったのが本書でした。
本書のおすすめの読み方は、目次を見て、自分の悩みを解決してくれそうなところだけ読むこと。
「自分」を見失っているときは、どんな言葉もすんなり受け入れられるというわけではありません。
だからこそ、自分がほしい言葉だけを掬い上げてみてください。
②『世界から猫が消えたなら』
周りにあるもの、支えてくれる人を大切にしようと思える1冊。
映画化を機に作品の存在を知りましたが、実際に読んだのは大学3年の夏。
“早期内定”がスタンダードになった就職活動を本格的に開始。
教師を目指すか、一般企業に就職するか…
そんな状況だった時に手に取ったことを覚えています。
何かを得るためには何かを失わなくてはならない世界で、自分が生きるために1つずつものを無くしていく。
あって当たり前のものだけど、そんな当たり前なものさえも、「自分」を支えてくれていたものだと気付くことができる…
自分を見つめる時は「自分」だけに焦点を当ててしまいがち。
しかし、「周りがあってこその私」なんです。
大切なことに気づかせてくれる本書のおかげで、穏やかな気持ちになりました。
「私ばっかり!」と心がトゲトゲしているときに読むのがおすすめです。
③『本屋さんのダイアナ』
読了後に、自然と前を向ける1冊。
この本に出会ったのは、この夏。つい最近のこと。
新入荷BOXを覗き込むと目が合いました。
表紙の可愛さと、帯の「全力肯定」という惹句に心を奪われ、「手に取らない訳ないよね?!」となりました。
パケ買いならぬパケ選!初体験でした。
テーマは「家庭や社会の束縛からいかにして解放され、自立していくか」「自分の人生とどう向き合うか」
これらが、立場の違う2人の少女の成長と共に描かれています。
迷いや苦悩を抱えながらも、意思を持って進む姿に勇気がもらえました。
自分を好きになる必要はないけれど、「受け入れることは必要」と彼女たちに教えてもらいました。
何かあっても、「そういうところあるよね、私」でいいんだと思います。
ついつい力みがちな時に読むのがおすすめです。
頑張るあなたへの処方箋
さて、BOOK HOTEL 神保町では先ほど紹介した本たち以外にも、テーマごとにさまざまな書籍をご用意しております。
例えば…涙も出ないほど頑張ってしまったときは「泣ける本」が並ぶ3階へ。
「泣く」って一番のストレス発散かも…
リフレッシュがてら現実逃避したいときは「他の人の日常を覗ける」7階へ
(特にエッセイがおすすめです!)
芸能人の方の本もたくさん!みーーーんな、悩んでる。
「選ぶのが難しい」「疲れすぎて選書すら任せたい…」「いつも同じ本を読みがち…」
そんなあなたには…「ブックマッチングサービス」がオススメです!!
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PICK UP✨
・ホテルのことが一目でわかる!ホテル案内noteはこちらから
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なんだか急に暑くなってきましたが、ホテルのお部屋は冷房で快適!
本屋さんに行かなくとも、たくさんの本が揃っています。
3冊読めば、書籍代の元は取れちゃうかも!?笑
頑張りすぎて休み方がわからなくなってしまったあなたへ。
答えは求めなくていいし、それ以上走り続けなくていいんです。
ただゆっくりするだけでもいいので、ぜひ当館に訪れてみてください。
「疲れが取れるほどの笑顔だった!」「対応になんだか癒された」
お客様からそんなふうにいっていただけるような、爽やか〜〜で優しいスタッフたちが、あなたのことをお待ちしております。
文章、選書:スタッフ鶴田
編集:moon(BOOK HOTEL 神保町支配人 三浦)