ブックホテル支配人が、「エッセイを書くこと」について語ってみた。【BOOK HOTELマガジン「ホンスキ」】
「いつか、私の書いた作品が書籍化されたら。」
本を読むだけでなく、書いてみたい。
そしてそれが本屋さんに並ぶところを見たい。
本好きさんの中には、そんな夢を持つ方もたくさんいると思います。
大きく頷いてくれたあなたへ。
この夏、一緒に挑戦してみませんか?noteの「創作大賞」
なんと…選ばれれば書籍化の夢が叶ってしまう。作家デビューも夢じゃないんです!
ん??
「どうせ無理だし」
って言いました??
確かにプロアマ問わずのコンテストということもあり、
「無理だよな〜」と思ってしまう気持ちもわかります…
でも、「MURI〜〜」とはなから諦めて応募しないよりは、全力を尽くしてみる…まずは取り組むことに意味があると思うんです。
というか、応募しないと絶対に選ばれないですからね!!!
大好きな夢を叶えるゾウのガネーシャも言ってました。
人生変えたかったら『応募しろ!』と。
さてさて、今日はこの創作大賞、エッセイ部門にてどうにかこうにか作品を投稿しようとヒーヒーしている私、BOOK HOTEL 神保町の支配人moonが、「エッセイを書くこと」について語ってみようかな〜と思います!
エッセイ部門、人気すぎてたくさん投稿されてますね…
面白すぎるnoteが多すぎて、応募するの躊躇いそうになってしまってるので、ここに書くことで、自分を鼓舞しようってわけです笑
BOOK HOTEL 定期マガジン「ホンスキ」とは?
「エッセイを書くこと」の一番の魅力は、違う自分になれることだと思う。
エッセイは自由。それは私がいつも一番に思っていることです。
難しい漢字を使う必要はないし、
かっこいい横文字を並べる必要もない。
正しい文章表現もマストではないし、
時には話し言葉だっていいと思うんです。
あなたをそのままに表現したような文章。
そのセキララ具合が重要なのかなって。
書き手のいろんな顔がのぞけるエッセイが、私は大好きなんです。
いいエッセイはいい書き出しから始まる。
個人的には、内容よりも冒頭の1文に全集中がおすすめ…と思ってます。
この書き出しの一文こそに、エッセイの旨みがギュギュギュっっと詰まっていると私は思っています。
きっと、書き出しの一文は、タイトルに相当すると考えているくらい、エッセイの肝になりうるかと。
私も常々心がけていますが、ぜひエッセイストさんの書かれているものを片っ端から読んで、感受性を磨きまくっておきたいものです。
形容詞の七変化!
エッセイは、形容詞にこだわるのがおすすめです。
やり方は簡単!!!!
「綺麗だった。」
などと書こうと思ったら、インターネットで
「綺麗 類義語」
「綺麗 他の言い方」
と調べてみる。それだけです。
学生の頃、国語辞典で類義語を調べる課題とかありましたかね?あんなイメージです!
今は便利なスマホがいつでも手元にあるので、どんどん検索して、よりあなたのイメージに近い「綺麗」の対義語を使ってみるだけで、味わい深い文章が完成しますよ〜!(と思っています!)
エッセイの最大のコツは、解像度を上げることにあると思う。
「人生の解像度を高める!」とまでいうと言い過ぎかもしれませんが、それを目指すのがエッセイのコツなのかなと思って普段から書くようにしています。
深く深く解像度を上げて文章を書けば、その分いろんなことが伝わります。
ちなみに、「解像度を上げる」というのは、「死ぬほど具体的に書く」と同義だと思ってもらえればと思います。
「昨日、出張帰りに食べた蕎麦が美味しかった。」ではなく、
「僕は、人生最後に食べたいものを松本駅のホームで見つけた。」
みたいな。(長野県の駅のホームにあるお蕎麦屋さん美味しいんです、本当に笑)
例えば、求人広告でも
「スタッフ募集中!」ではなく、
「三度の飯より本が好き!な、大学生スタッフを募集しています!」
みたいな。
そうすると、そこまで掘り下げたことで刺さる人が確実にいるはずです。
エッセイも同じ。とにかくどうにかして具体的に、刺さる人を限定して書くのがいいのではないかな〜と思うんです。
あぁ、エッセイ。
どんな形でもいい。
あとから読んで恥ずかしくてもいい。
自分の気持ちをありのままの形で残すことができる手段。
それがエッセイであると私は思います。
あなたが書いたエッセイは、いつかのタイミングであなたの人生をきっと癒してくれることでしょう。
いつかやってみたかったことを、実現するための手段としてエッセイを使ってみるのもいいと思うんです。
さぁて、創作大賞!一緒に楽しんで書いていきましょう〜〜〜!!!
本好きたるもの!読んだら表現してなんぼ!です!きっと!