暑すぎてやる気が起きない方へ。体温が1度下がるかも!?背筋が凍る3冊。
「あっっっっっっっっっつ!あっっっつ!!!」
それしか、出てこなくないですか?なんなんでしょう、この気候。
語彙力も奪われます‥(といって、何もかも暑さのせいにできるというメリットもあるという‥笑)
心なしか、今年はどのスーパーもデパートも、若干温度が高めに設定されている気がします…(節電…?気のせい?)
私の趣味は温泉やサウナ。
でも、ここまで暑いと、足が自然と遠のいてしまいます…。
どうやってこの火照った体を、癒してあげればいいのか…。
アイスをたくさん食べ、冷房をガンガン効かせるのは、一時的には「ヒエヒエ」になれても身体にダメージがかかってしまいますよね。
なんとなく体がだるくなる…ことも。
スイミングに通う、なんていうアクティブなことができればまた別ですが、ちょっとめんどくさい。。
そこで。なるべくお金をかけず、身体にもやさしく、内側から「ヒエッヒエ」になる方法、考えました。
ズバリ!「ミステリーに浸る夏」です!!!
ホラーもいいですが、「実際ありそう」というシチュエーションの小説は、ゾクゾク感もひとしお。
ということで!!!
今回は、特に私のゲキオシ作品をどどんと3冊ご紹介します。普段ミステリーはあんまり読まないな〜という方のとっかかりになりやすい読みやすい作品ばかり集めました。きっと、どハマりしてしまうこと間違いなし。ぜひ!ご覧ください。
①「世にも奇妙な君物語」(浅井リョウ)
読みやすさ:★★★★★(短編だから読みやすい)
ヒエヒエ度:★★★
オススメの環境:少し薄暗くした部屋で間接照明をつけながら、音楽はもちろんあの曲。
浅井リョウさんの作品を読むと、自分の浅はかさにハッとさせられ、深く考えさせられます。
この作品は、そんな浅井さんの才能が特に大!炸!裂!!!
随所随所に仕掛けられた「遊び心」に、やられたーーー!と思いました。笑
昨日、Kindle unlimited で読み放題の対象になっているのを発見!すぐさまツイートしました。
本当に面白い本って、紹介するときにテンション上がりすぎて、何も語れなくなってしまうんですよね。
何がどう面白いかは読んでからのお楽しみにしたくて、あまりネタバレもしたくないし…。でも読んでほしいから紹介はしたいし…という矛盾です。笑
この手の短編の何がいいって、「実は…!」というスパイスが散りばめられているところ。これ以上語りませんが、最後まで読んで二度美味しい。
ゾクゾクっとくる小説です。
⏩これが好きな方は、12人の死にたい子供たち
もオススメ。
②リバース(湊かなえ)
読みやすさ:★★★★(読みづらいと感じたら、ドラマを見るのもアリ)
ヒエヒエ度:★★★★
オススメの環境:にがーーいコーヒーを用意して。
告白、Nのために、夜行観覧車、母性。
数々の名作「イヤミス」でファンを虜にしている湊さん。
もちろんどれも「うわーーーー」という伏線が張り巡らされていて、ジワジワくる本ばかりなのですが‥。
私が1週間、毎日思い出しては、「すごすぎる、いや、すごすぎる」と呟いてしまったのがこの本。
ブックホテル神保町には、あまりに私がこの本が好きすぎるからか、3、4冊は用意しています。(笑)
最近、これを超える作品に出会えず、私の中ではずっと不動のNO.1ミステリー作品です。とにかく、予想を裏切られた!その破壊力が凄まじく、読後には大きな衝撃がどっしりとのしかかってきます。
どんなに伏線回収が得意な方でも、これは見破れないでしょう!!
湊さん、恐るべしです。コーヒーを用意してぜひ一気読みしてみてくださいね。
これは、インスタでもご紹介しました…!
⏩これはハマったという方は、柚木麻子さんの「BUTUTTER」もぜひ。
③乱反射 貫井徳郎
読みやすさ:★★★
ヒエヒエ度:★★★★★
オススメの環境:体力があるときに。お休みの日、読書で疲れてもいいとおもえる環境を整えてからGO
これは…。
これまでの人生のさまざまなシーンが、走馬灯のように駆けめぐる。
そんな経験を初めてしたのがこの作品です。
「おもしろかったー!」以上に、こんなにも強いメッセージの詰まった本に出会えたことに対して、感謝の気持ちが湧いてきました。
本を読み続けていると、こんなに壮大なテーマを描いた作品に出会えるんだ、と。
自分の甘さを思い知らされたというか…
色んな意味で背筋がゾクゾクっとしました。
貫井徳郎さん。
まさにイヤミスの名手と言われるだけあって、何を読んでも、最高に心をえぐってきます。ハラハラドキドキ、だけで終わらせない、もっともっと深い部分にグッサグサ入ってくる。
今までと違う読書体験をしてほしいです。
ミステリーや刑事物、ある程度読んできた方はこの夏、貫井さん作品にチャレンジしてみませんか??
⏩こちらにハマった方はぜひ、同著者の「慟哭」も。痛切な叫び。苦しいけれど深く、愛おしい。
〜最後に〜
もしかすると、この世で一番怖いのは生身の人間かもしれない‥。
こういったミステリーを読んでいると、ホラーよりも恐ろしい人間の黒い部分について考えさせられます。
ぜひお気に入りの書籍を片手に、この夏を少しでも涼しく過ごすことができますように。
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以下、オススメnoteです!
⏩爽やかな気持ちになりたい方、お出かけ気分を味わいたい方は、こちらがオススメ
⏩最近心がお疲れ気味のあなたにはこちらをぜひ。
⏩こんなふうに、私のための「3冊」を選んで欲しい!!そんなあなたにはぜひこちらを!!
最近、お部屋にだいぶ余裕があります。
泊まりに来てください!!!!
(本を3.4冊読んだら元がとれるかもしれません。笑)
ベストレート予約HP⏩https://bookhoteljimbocho.com
執筆:moon(BOOK HOTEL 神保町支配人 三浦)