芥川賞、直木賞、本屋大賞…本好きだけど、違いが分からなかったので調べてみた!
こんにちは!
BOOK HOTEL 神保町スタッフのUです!
本が好きで、このホテルで働き始めた私。
もちろん本好きを名乗ってはいるのですが、
実は…
文学賞の違いが分からないんです……!!!
最近、芥川賞や本屋大賞のお話をする機会が多く、
(もうすぐ芥川賞が発表されるらしいですね???)
会話するたびにヒヤヒヤ。
ひょっとしたら由々しき事態かも?
と思ったため、これを機に調べてみることに!
この記事は、私の調査メモとなっております。
私と同じ、迷える本好きの方々!(いないか)
よろしければ、参考にしてみてください^^
いったいいくつの賞があるの?
「芥川賞」
「直木賞」
「本屋大賞」
「このミステリーがすごい!」。
お恥ずかしながら、
私が知っている文学系の賞は上記4つとなっております。
でも、多分ほかにもあるよね?
ということで、困った時のwikipedia!
さっそく検索してみました。
みなさん、確認できましたか?
膨大すぎません?
しかも、国内だけでなく海外の文学賞も!!!
え、待って、私これ全部調べなきゃいけないの?
いやいやいやいや。
chatGPTに選んでもらいました
さすがに無理〜〜〜!!!
となったので、
近頃大活躍中のchatGPTに
いくつかピックアップしてもらいました↓↓↓
お気づきでしょうか。
そう、
本屋大賞、このミステリーがすごい!は、
文学賞というカテゴリ内には入らないということに…!
(chatGPT的に、なだけかもしれませんが…)
衝撃の事実ですよ!
いくらchatGPTに尋ねても、
文学賞の部分で名を挙げてくれなかった理由はここにあったのですね…。
ちょっぴり解説【文学賞】
というわけで、選んでもらった5つのうち、
それぞれ上位3つを調べてみました。
(5個全部調べるのも、ちょっと、大変だったものですから…)
調べたての身ですので、
もし漏れてる情報などがありましたら、
ぜひ!教えてください!ね!!!
1. 芥川龍之介賞(あくたがわりゅうのすけしょう)
★U's コメント
THE 文学!読了後に意味や背景をじっくり考えてみたい方におすすめ!
直近の受賞作品は…
2023年上半期(第169回)
「ハンチバック」市川 沙央
純文学とは、
「主に文章の美しさや表現方法の多彩さ(芸術性)に重きをおいた小説」
のことを指すそうです。
過去の芥川賞一覧を見ていたのですが、
「おいしいごはんが食べられますように」
「コンビニ人間」
「むらさきのスカートの女」
を読んだことがありました。
個人的なイメージですが、
これぞ文学作品!というか、
読者に考える余地を与える作品が多いイメージがあります。
まあ、私3冊しか読んでいないんですけどね。
ページ数も少ないので、
読み始めて終えば、スルスルと楽しむことができるはずです!
ほかの受賞作品にも挑戦してみるか…!
2. 直木三十五賞(なおきさんじゅうごしょう)
★U's コメント
エンタメ要素あり!ドラマや映画のようなストーリーを楽しみたい方におすすめ!
直近の受賞作品は…
2023年上半期(第169回)
「木挽町のあだ討ち」永井 紗耶子
大衆小説は、
「読み手が楽しいと感じるエンターテイメント性(娯楽性)に溢れた小説」
と定義されているようです。
確かに、芥川賞より手に取りやすい印象!
と思ったのですが、
近年の受賞作品で読んだことがあるものがなく…。
ショックを受けております…。
「蜜蜂と遠雷」
「下町ロケット」
「容疑者Xの献身」
など、映像化されている作品も多いですね!
3. 谷崎潤一郎賞(たにざきじゅんいちろうしょう)
★U's コメント
耽美的とはこのこと!美しく色っぽい文章を読みたい方におすすめ!
直近の受賞作品は…
2023年(第59回)
「水車小屋のネネ」津村 記久子
この賞について、何の知識も持っていませんでした。まじで。
別のスタッフ(夢水ちゃん)にも聞いてみたら、
「耽美派といえば谷崎。なので、そういう作品が多いんじゃないですかね〜」
とのこと。
確かに、谷崎潤一郎=美しいというイメージ、
なんとなくあります。
まずは、彼の作品を読んでみるところからスタートですかね。
ちょっぴり解説【年間ランキング】
1. 本屋大賞(ほんやたいしょう)
★U's コメント
何を読んだらいいか分からない…。本に触れるきっかけがほしい方におすすめ!
直近の受賞作品は…
2023年(第20回)
「汝、星のごとく」凪良 ゆう
「本屋大賞受賞!」
と書かれた帯、誰しもが目にしたことがあるのではないのでしょうか。
過去受賞作一覧を眺めていたのですが、
どれも「聞いたことある!」「読んだことある!」
という作品ばかり。
書店員さんが実際に読んで「推したい!」と思った本が選ばれています。
そんな作品たち、面白くないはずがありません!
何を読めばいいか分からなくなった時の、
ひとつの選択基準になる賞かな、と思いました。
2. このミステリーがすごい!(このみすてりーがすごい)
★U's コメント
予想外の展開!ドキドキハラハラしたい方におすすめ!
直近の受賞作品は…
2023年(第22回)
「ミイラの仮面と欠けのある心臓(仮題)」白川 尚史
まだ書籍化はおらず…。
ちなみにその前はこちら。
2022年(第21回)
「名探偵のままでいて」小西 マサテル
普段ミステリーを読まない私でも、
聞いたことのある作品がずらり。
2020年受賞の「元彼の遺言状」は
綾瀬はるかさん主演でドラマ化もされていましたね!
私もリアルタイムで楽しんでおりました!
宝島社から毎年出ているランキング本を読んでみるのも、
イチオシのミステリー本と出会いたい方におすすめです。
3. 週刊文春ノンフィクション新書大賞(しゅうかんぶんしゅんのんふぃくしょんたいしょう)
★U's コメント
ちょっと待ってくれ!その名前で検索しても詳細が出てこない…。
ということで…
3(改). 新書大賞(しんしょたいしょう)
★U's コメント
ビジネスマンはもちろん!世界で今、何が起きているかを知りたい方におすすめ!
直近の受賞作品は…
2023年(第20回)
「現代思想入門」千葉 雅也
そもそも新書とはなんぞや?
という気持ちになりませんか?
(私はなりました)
この記事によると、
「あくまで「新書」とは「本のサイズ」を指す言葉です。」
との記載が。
その上で、
「新書は、様々な専門分野の入門書として刊行されることが多いジャンルです。」
とも説明がされています。
つまり、サイズが新書判(105×173mm)(あの細長い形の本!)、
かつ、一つの分野について掘り下げてある本なら、
新書という位置付けをされることになるのか…?
どなたか詳しい方教えてください。
「様々な専門分野の入門書」と言われていますが、
ランキング一覧を見ると本当に幅広い分野の本があげられています。
自分に興味があるものをひとつ、
じっくり読んでみるのもいいかもしれませんね。
私は2018年受賞の「バッタを倒しにアフリカへ」を
そろそろ読むことにします。
積読リストに入れて満足しちゃだめですね…。
大変勉強になりました…!
今回ご紹介したのは、
数ある文学賞、ランキングのごくごく一部!
日本のみならず、海外のものも調べてみて、
自分のお気に入り賞を探してみるのも、
本を読むきっかけの一つになっていいかもしれませんね。
いっそのこと、自分でランキング作ってしまうのも面白いかも…。
みなさんのおすすめ賞、
もしくは自分で作っているランキングなどありましたら、
ぜひぜひコメントで教えてください〜!
そして本日1月17日は、
芥川賞・直木賞発表予定日!
なんとか間に合った〜〜!
候補作の一覧はこちら。
果たしてどの作品が選ばれるでしょうか…!
(U)
参考
・速読情報館「芥川賞とは?受賞の基準と過去の受賞作品もご紹介」
・速読情報館「直木賞とは?受賞の基準と過去の受賞作品もご紹介」