【オススメ本】秋に読みたい本、まとめました。
虫の声が心地よく、台風のニュースばかり流れ、食べることも、描くこともスポーツすることも推奨されるこの季節。
みなさん、もう秋、みたいです。秋になってしまいました。
気づいたらもう2022年も、秋真っ盛りの9月半ば。
夏は暑くてなかなか動けない...なんてこともありましたが、涼しくなると活動的になり、いつもとは違った本を読んでみたい気分に。
(なりません??)
例えば、ちょっと分厚いファンタジーとか。お腹が空くような「食」を感じられる本だとか。
今回は、時間を忘れて文章に浸れる時間を楽しめる、そんな本を3冊選んでみました。
是非是非、秋の夜更かしのお供にどうぞ。
「作家の口福 おかわり」 著者:朝井リョウなど
朝日新聞で連載されていた人気コラムが、1冊の本になりました。こちらは続編となります。
20人の作家さんたちが「食」をテーマに思いを綴っています。
学生時代に食べたあの味から、旅行で食べたもの、母の味、お弁当、深夜に食べるあの味まで。
作家さんによって切り口が違うのが面白い。
言葉の使い方や改行の仕方など細かいところを見ていくと、たくさんの発見があります。
私が特にお気に入りのエピソードは下の3つです!
朝井リョウさん『オートミール』
上橋菜穂子さん『ご飯の友』
万城目学さん『ロイヤルミルクティー』
文学から食の秋を感じたい人にはうってつけの1冊。
1作品目である「作家の口福」と一緒にぜひ味わってみては?
ちなみに私の「口福」は今が旬のシャインマスカット。あなたの「口福」はなんでしょう?
「夜は短し歩けよ乙女」 著者:森見登美彦
読書好きなら一度は通る、不動の名作。
さえない主人公である「先輩」が黒髪の先輩の「乙女」に恋をする物語です。
先輩が乙女と結ばれたくて奮闘している間、様々な珍事件が起こります。
一押しポイントは「乙女」のキャラクター!
とにかく、乙女の天然さが可愛くてかわいくて...。あと表紙のイラストが、本の中の世界観とぴったりマッチしているんです。
また、作品の舞台は京都ということで、実際の地名がたくさん出てきます。
鴨川デルタ
下鴨神社
糺の森(ただすのもり)
吉田神社~京都大学周辺
先斗町
進々堂 京大北門前
叡山電車
たくさんの名所の登場に、まるで旅行している気分に。
アニメや映画化、さらに舞台化もしているので、お好みの方法で小説の世界を味わってみてください!
あぁ、京都、いきたい。
「ダレン・シャン」 著者:ダレン・シャン
小学生の時、一度はクラスで読んでいる人がいたのでは??
もし読んだことがある方も、大人になった今、名作ファンタジーを再読してみて欲しいんです。
主人公のダレンシャンは、クモが好きな少年。
ある日サーカスに行き、毒グモをあやつるバンパイアのクレスプリ―と出会います。
親友が毒クモに噛まれてしまったことがきっかけで、ダレンはバンパイアになることを決意。
この本は、ダレンが立派なバンパイアになるまでの成長物語です。
だんだんと親のような気持ちになってきます。
私が注目してほしいポイントは、ダレンとクレスプリ―の関係性。
はじめ、ダレンがクレスプリ―を殺したいと思うほど憎んでいましたが、さまざまな出来事を乗り越えていくにつれて、信頼関係を築いていきます。
ダレンとクレスプリ―の関係性が段々と良くなっていく過程は胸が熱くなり、何度泣かされたことか!
どんでん返しな展開にかなり驚かされましたが、ページをめくる手が止まらず、どんどん読み進めていました。
続きが気になりすぎて、気づいたら朝になっていたのを覚えています(笑)
全12巻のファンタジーなので、バンパイアの不思議な世界にゆっくり浸りたい方はぜひ。
ハローウィンにもおすすめの1冊です。
秋の夜長に、本を読む。
秋の夜。まだまだ忙しない世界の中で、日常を忘れて読みたくなるようなお気に入りの一冊が、見つかりますように。
ぜひ、BOOK HOTEL 神保町にも秋のおともとなる本を見つけにきてくださいね。現在、ホテル入口にて実は古本市も開催中。お近くの方もぜひ足をお運びくださいね。
ライター:クイナ
編集:moon (BOOK HOTEL 神保町支配人 三浦菜月)
ご予約はこちらから⇩
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