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「新社会人のあなたへ」その不安を少しでも和らげてくれる本の紹介

新年度になり、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
新たな環境に胸をときめかせている人もいれば、不安な人もいますよね。

特に新社会人として働き始める方々は、”期待と不安”が入り混じっているのではないでしょうか。

でも、不安な気持ちになるのも無理ないですよね。だって、右も左もまったく分からない世界に飛び込むんですもの。

今回はそんな新社会人になった方々に向けて、少しでも不安を和らげてくれるような本を紹介します。

ちなみに「よっしゃー社会人になったら活躍してやんよ!!」と意気込んでいる人向けの内容ではありません・・・

「これから、ちゃんとやっていけるのかな・・・」と不安に感じている人の処方箋代わりになって欲しいという思いで本をセレクトしました。


佐久間宣行のずるい仕事術

新社会人の頃に読みたかった1冊

当然ではありますが、社会人になりたての頃って社会の仕組みやルールが全く分からないんですよね。

だから、とりあえずやってみる⇒失敗する⇒経験値がたまる⇒成長するようなプロセスを踏むんでしょうが、しなくてもいい苦労はしないに越したことはないと思います。

「苦労は買ってでもしろ」と言われていますが、そんなもの買うのであらば本の1~2冊でも購入したいところ。

著者の佐久間宣行さんは『あちこちオードリー』『トークサバイバー!』といった人気番組のプロデューサーをしながらも、オールナイトニッポンのラジオパーソナリティーなど表舞台でも活躍する異色の存在。

ずるいとタイトルについていますので、人を欺いたり姑息な手段を使って成り上がるような内容を想像しますが、そんなことはありません。

ずるいと言うよりうまいんです。

「会社のなかで自分のやりたいこと、得意なことをするためにはどうすればいいか?」を教えてくれる1冊。

「メンタル」第一、「仕事」は第二

仕事はメンタルを崩してまでやることではない。
佐久間さんのようにたかが仕事くらいに思うのが、ちょうどいいんです。

そのほうが肩に力が入らないので、結果としていい仕事ができるのではないでしょうか。


スターにはなれませんでしたが

小学2年生で人生を「諦めた」先には?

スターになることを「諦め」自分が生きやすい場所をひたすら模索した結果、輝ける場所に辿り着くことができた「お笑い芸人」兼「放送作家」の佐藤満春さん(通称:サトミツ)の考え方に触れられる1冊。

サトミツさんは小学2年生で「自分は人気者になれるわけではない」と気付いてしまったんです・・・

一般的に「諦める」と聞くとマイナスのイメージですが、決して悪いことではないんです。

むしろ「諦める」ことができたからこそ、サトミツさんは「何ができるのか?」と自らと向きあうきっかけになったんです。

そして、自分と向き合い続けたからこそ放送作家としての活路を見出し、人気番組19本担当するまでになりました。

どんなに必死で頑張っても結果が出ないことがあります。逆に自分では頑張った自覚がそこまでなくても結果が出ることもあるんです。

「え・・・このくらいでいいの?」

いいんです。
それが”向いている”なんです。

弱みを克服するのではなく強みを磨く。

「自分にしかできないことは何か?」
問い続ければきっとサトミツさんのように答えが見つかるはずです。


古くて新しい仕事

なんのために仕事をしている?

1人出版社の先駆けでもある「夏葉社」島田潤一郎さんの仕事観が綴られている1冊。

島田さんが手掛ける本には、トレンドやニーズに合わせるのではなく「いい本を顔が思い浮かぶ人たちに届けたい」そんな思いが込められています。

目先の利益にとらわれると人気がある作品に寄せてしまう。
けど、それだと本を作っている意味がない。

自分の仕事をつくるということは、他社が手をつけていない(あるいは、手放してしまった)領域で、仕事をはじめるということだ。

出典:古くて新しい仕事

島田さんは仕事において「自分にしかできないこと」を心掛けています。

他の人と同じことをすると競争になってしまう。
だったら、誰とも争わなくていい自分の土俵を確立する。

これが”自分の居場所”を作る術


いま、私たちの生活は「タイムパフォーマンス」「コストパフォーマンス」これらの言葉に浸食されているように思います。

目先の効率ばかりにとらわれ、見えない何かに追われ続けていると感じているなら、ぜひ本書を手に取ってほしいです。

この作品を読んでいるときは、時間がゆっくり流れているように感じますよ。


弱者の戦略

弱いからこそ工夫する

「あの人はメンタルが強い」のような言葉をよく耳にしますが、そもそも強いとはなんでしょう?

作者である植物学者の稲垣栄洋さんは、他者を打ち負かすことではなく生き残ることこそ強いと言っています。

この本は、植物・動物のなかでも弱い存在と見なされている生き物たちの生存戦略について書かれています。

植物・動物の場合は人と違い、自らがNo.1になれる「ニッチ」な世界でなければ生き残ることすらできないんです。

弱者にとって「ニッチ」な場所を見つけることは生存戦略になる。

ちなみにこの「ニッチ」という言葉は、ビジネスシーンでよく聞かれますが、元々生物学の言葉なんです。

誰にも負けないより、誰にもできないことを作ることが大事。

どんなに狭い領域でもいい、自分がNo.1になれるニッチな分野を探してみましょう。


転職ばっかりうまくなる

「圧倒的に成長したくない」と言い切れることの素晴らしさ

作者のひらいめぐみさんは6回転職しています。

「転職ばかりして忍耐力がないねw」と冷笑する人もいるでしょうが、6回転職する決断力・行動力が純粋にすごいです。

人生において仕事を辞めることは大きな決断。
私自身、転職経験がありますが、決断に至るまで二の足を踏んだ記憶が色濃く残っています。

誤解がないように言いますが、ひらいさんは自分勝手に仕事を辞めているわけではありません。

読んでいるこちらが辛くなるような経験もたくさんしています。

お金や世間体を気にして、合わない環境でガマンするか?
それとも自分らしさや自由を優先するか?

お金・仕事内容・人間関係が全て満足できるような仕事を見つけることは、宝くじをあてるくらいむずかしいと思います。

それでも、ひらいさんには確固たる指針があります。

お金を得る手段はたくさんあるけれど、失った時間を取り戻す方法はひとつもない。だから、キャリアが積み上がらなくても、収入が減っても、辞めたくなったら辞める。

出典:転職ばっかりうまくなる

自分を消費して時間をいたずらに失うくらいだったら、その場を離れて次の場所を目指す。

この考えは6回転職したからこそ、気づけたことなんでしょうね。

本作を読んでいると仕事を辞めることへの恐怖心を少し柔らげてくれます。

「まあー仕事を辞めても、なんとかなるでしょ!」と開き直ることも、ときには大事なんですよね。


最後に

ここまでお付き合いいただきありがとうございました!

今回、紹介した本で共通して言っていることは

自分に向いていることを見つける
そして自分らしくいられる場所に身を置く


新社会人の皆さんは「自分に何が向いているのか?」すぐには答えがでないと思います。

ただ、自分と向きあい続ければきっと見つかるはずです。

これが本当に最後になりますが、仕事をしていて我慢できないくらいまでシンドクなったら、そのときは逃げましょう。

”戦略的撤退”は大ありです。

ライター:Reo

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