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読書の秋!スポーツの秋!青春小説特集。

前回、「食欲の秋」をテーマに書いたので、今回は「スポーツの秋」をテーマに書こうと思います。

小学生から高校生までは、運動部で季節に関係なくゴリッゴリに運動していた私ですが、今ではまったく運動していません……。

最後に走ったのっていつだっけ?
もはや走り方忘れてるんじゃない??ってレベルです。苦笑

そんな私ですが、スポーツ小説を読むと、スポーツ少女だったあの時に戻れたような、今すぐ軽やかに走り出せちゃいそうな気分になれるから不思議です。

では早速、おすすめのスポーツ小説を紹介していきます!!

DIVE!!

飛び込み競技に打ち込む少年たちの物語に、当時中学生だった私は夢中になりました。

10メートルの高さから飛び込む、1.4秒間の演技。

その一瞬の演技を完成させるまでの厳しい練習の過程だけでなく、「才能」とは何か、恋と遊びと競技の間での葛藤など、共感できる要素も盛り沢山です。

演技前の緊張感や、空中にいる間の感覚の描写が丁寧で、飛び込む人にしか見えない景色が描かれています。

まさに、飛び込み選手がつけたGoProの映像を見ているような感覚なんです!!

私のような、鉄棒やマット運動のような天地がひっくり返っちゃう運動が苦手で、高いところも怖くて、身体が硬いといった人でも、飛び込みの世界を体験できますよ!

風が強く吹いている

これは、箱根駅伝を目指す大学生たちの物語です。

↑以前こちらの記事でも紹介したのですが、いろいろなところで紹介したくなるぐらい、私の好きな作品です!

駅伝メンバーの個性が強すぎて、彼らのやりとりに笑ってしまう場面もありながら、長距離走の楽しさや苦しさ、爽快感も感じられます。

速さを追い求めるばかりじゃ駄目なんだ

本文より

「走る」先に見えるものとは?
「強い」ランナーってどんな人?

一度は走ることを諦めた走(かける)が、その答えを見つけていきます。

読み始めは、箱根駅伝という目標に向かって少しずつ成長していくメンバーたちをそばで見守っている気分。
でも次第に、みんなと一緒に走っている気分になっているから不思議です。

桐島、部活やめるってよ

タイトルのとおり、バレー部のキャプテンの桐島が部活をやめるお話なのですが…。
この本の雰囲気は読んだときに味わってもらいたいので、本の内容の説明はこの辺にしておきます。笑

先ほど紹介した2冊と比べると、「スポーツ!部活!!」という内容よりも、高校生特有の悩みや人間関係の描写が多いです。

桐島のように退部しない限りは、入部してから引退するまで続く部活。
放課後も休みの日も打ち込んでいると、
「帰宅部のあの子は毎日遊んでいるのに、自分はなんのために部活をやっているんだろう」と思うこともある。

私は中学・高校とバレー部でしたが、この本の登場人物のように、
「なんでこんなに上手くできないんだろう」
とミスのループに陥ることも、
「どんなに頑張ってもあの子には敵わない」
「部活なんて楽しくない、やめたい」
と思うこともしょっちゅうあったなあ。

今となっては「なんだかんだ、部活やっててよかったー!」とか言ってるけど…。

ふと、あの頃のほろ苦さを思い出しました。

うん。全部引っくるめて青春だった。

読んで、走り出しちゃう??

今すぐ走り出したくなるような、部活に打ち込んでいたあの頃に戻った気分になれるような小説を紹介しました。

部活少女時代の気分に戻ったということで、私、ランニング始めます!
涼しくなってきたことですし。

学生時代は季節関係なくスポーツをしていたけど、大人になったら、季節の力を借りないと運動なんて始められない…!!

三日坊主にならないためにも、ここで宣言しておくので応援してください。笑

本の紹介のつもりが、運動不足解消宣言になってしまいました。

当館にいらした際には、私の運動状況の確認とともに、モチベーションを保てるようなおすすめの本があればぜひ教えてくださいね!笑

ライター:石原(BOOK HOTEL 神保町スタッフ)

前回書いた記事はこちら↓


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最後までご覧いただき、ありがとうございます。 ぜひあなただけの1冊を探しに、遊びに来てくださいね。