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「次読む本に迷っているあなたへ」自分の世界を広げてくれる本と出逢う”意外”な方法

普段あまり読まないジャンルの本を読みたいけど、どうやって探せばいい?

この記事はそんなあなたにピッタリの内容になります。

手に取る本の「作者」や「ジャンル」ってどうしても偏りが出てしまいますよね。ただ、それだと「前にも似たような内容を読んだ気がする・・・」と、知的好奇心溢れる本好きのみなさんは満足できないと思います。

見聞を広め、世界の見え方を少しでも変えたい

こんな気持ちから新たな扉を開いてくれるような本を探そうと

・本屋で普段足を踏み入れないコーナーに行く
・読書系Youtuberのチャンネルを観る
・SNSで読書アカウントを徘徊する

など色々と試してみるものの、読書アンテナにビビビッとくる本にたどり着けない・・・私も同じような気持ちに何度もなりました。

ただ、私自身様々なアプローチを試していくうちに、自分の中に眠る潜在的な思いに応えてくれるような本と出逢える確率が高くなりました。

そこで今回、私なりの新たな価値観を授けてくれる本との出逢いを増やす方法について紹介していきたいと思います。


1.パーソナリティーが本好きの「ラジオ」を聞く


パーソナリティーが読書好きだと、トークの中で最近読んで面白かった本を紹介してくれます。メディアに出るような人達は物事の捉え方がユニークなので、自分では決して手に取らないような本を知れることが多いです。

また、プロの喋り手なので説明が上手!
そのため、すぐに紹介された本が読みたくなり、ラジオを聞いている最中にネット通販で購入することもよくあります。

ちなみに私がよくそのシチュエーションになるのが以下の2番組。

パンサー向井慧「#むかいの喋り方」

お笑い芸人パンサー向井慧さんの番組。
向井さんはラジオのレギュラーを4本もやっているので、とにかく情報網が広いことと、喋るネタを見つけるため、本・マンガ・映画など幅広く見ています。

武田砂鉄 「武田砂鉄のプレ金ナイト」

ライターの武田砂鉄さんの番組。
番組ないで講談社の本を紹介する「金曜開店 砂鉄堂書店」というコーナーがあります。社会学・哲学などお堅い本を取り扱うことが多いので、「いつもは読みやすいエッセイや小説を読むことが多いので、難しい本にチャレンジしたい」という方にオススメ。

2.本を紹介する「テレビ番組」を観る

昨今、動画配信サービスが主流ですが、テレビ番組もまだまだ面白いコンテンツを作っています。

特にNHKでは本を紹介する番組がいくつかあり、作品の再現VTRの質の高さや役者の本格的な朗読は、動画配信サービスには味わえないものがあります。

100分de名著

一度は読んでみたいけど、内容が難しかったりページ数が多いことからハードルが高くなる「名著」を100分で紹介してくれる番組。

タレントの伊集院光さんが、作品の解説者にいち視聴者目線で率直に疑問を投げかけくれるので、見ているこちら側も置いてけぼりになりません。

また、毎回お題になった本をわかりやすくまとめてくれた解説本も発売されるので、原作を読むのが難しいと感じたら、まずは「100文章de名著」の解説本から入っていいかもしれません。

理想的本箱 君だけのブックガイド

毎回オーダーメイドでお題にそった本を3冊紹介してくれる番組。

ひとりぼっちの孤独を感じた時
自分の見た目が気になる時
別世界を知りたい時

このように「不安」や「悩み」を抱えているとき、本に救いを求めたくても、どんな本を読めばいいかわからない。そんなとき「理想的本箱」はあなたにピッタリの1冊と出逢うきっかけを作ってくれます。

選書を担当するブックディレクターの幅允孝さんが、ベストセラーや話題になった作品ではなく、意外な角度から本を選ぶのも魅力の一つ。

3.「棚貸し本屋」に行ってみる

本棚を個人で借り、そこで好きな本を販売することができる「棚貸し本屋」。

「棚貸し本屋」の最大の魅力は、偏愛が詰まった本棚と遭遇できることです。本屋の場合は利益を出す必要があるので、ベストセラーや出版社が売りたい作品をメインで取り扱いますが、「棚貸し本屋」は本好きの棚主が推している作品を闇鍋てきな感覚で楽しむことができます

今回は「BOOK HOTEL 神保町」のお膝元にある神保町のお店を2つご紹介します。

PASSAGE by ALL REVIEWS

書評サイト「ALL REVIEWS」が運営する「PASSAGE by ALL REVIEWS」。
店内はクラシックな雰囲気で、まるでパリの路地裏にある本屋にいるような気分を味わえます。

なんと神保町に店舗が3つもあるため、他の「棚貸し本屋」には出せないスケール感があり、それだけ多種多様な棚主さんが愛する本と出逢えることができます。

猫の本棚

路地裏にひっそりと佇む「猫の本棚」。
レトロな雰囲気の店内には、店名に猫とついているだけあって猫にまつわる本棚もあれば、映画監督の犬童一心さんや、笑点でお馴染みの落語家春風亭一之輔さんなど文化人の棚も多数あります。

本屋は文化的なものに触れられる場所ですが、「猫の本棚」は特に色濃く感じられます。

4.「読書会」に参加する

本好きが集まり本について語り合う「読書会」。
「読書会」には大きくわけて2つタイプがあります。

1つは課題本が設定されている「課題本式」。「課題本式」はアウトプット前提で読むことで、より深くその作品について触れられます。

もう1つは各々が自由に本を持ち寄って紹介する「自由本式」。「自由本式」は自分が普段手に取らないような本を、参加者のプレゼンテーションつきで知ることができます。

読書会に行ったことない場合、参加するハードルを高く感じてしまうかもしれません。しかし、趣味が合う人たちと語らいあう時間は間違いなく楽しいので、興味がある方は是非チャンレンジしてみてください。

ちなみに「BOOK HOTEL 神保町」が運営する本好きのためのサロン「ぶくとも。」でも読書会をはじめさまざまイベントを実施しているので、気になる方はこちらをチェック!

5.周りにいる本好きにオススメを聞く

「教えてもらった限りは感想を言わねば!」と、自分にプレッシャーをかけることができるので、多少肌に合わない本でも諦めずに読了しようとなります。

シンプルですが、私自身この方法で読書の幅が広がった実感があります。

終わりに

本を読み新たな知識や価値観を得たとき、そこには無性の喜びがあります。あまり読まないタイプの本は最初読むのに苦労しますが、毎日少しずつ読むことで身体に馴染んできます。

1日1ページでもいい。
その小さな積み重ねが、あなたの世界をきっと広げてくれます。

自分に合う方法でお気に入りの1冊を見つけるのもいいですが、この機会にいつもとは違うアプローチで本を探してみませんか?

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最後までご覧いただき、ありがとうございます。 ぜひあなただけの1冊を探しに、遊びに来てくださいね。