京都の美しき美術館 −大山崎山荘−
秋風が吹き抜け、空が高くなる季節となりました。
BOOK HOTEL 京都九条のスタッフOです。
京都では気温や湿度がグッと下がり、観光にはちょうど良い気候が続いています。
今回は、芸術の秋を楽しむのにぴったりな美しき大山崎山荘と、現在行われている企画展、アンドリュー・ワイエス展をご紹介。
歴史ある洋風建築を楽しみながら、ワイエスの世界に入っていきましょう。
①アサヒグループ大山崎山荘美術館(有形文化財)
大正〜昭和初期にかけ建設された「大山崎山荘」の保存と再生、活用を目的にアサヒビール大山崎山荘美術館として平成8年4月に開館。
(令和5年7月に館名をアサヒグループ大山崎山荘美術館に変更。)
有形文化財に登録された建物内や美しい庭園を、大山崎の青々とした景観のなかで散策することができます。
建物内では常設展・企画展が行われており、晴れた日にはカットガラスから差し込むキラキラとした柔らかな日差しを楽しみつつ、展示スペースで絵画を観ることができます。
大正から昭和初期の洋風山荘建築としての文化的価値も高く、平成16年には、美術館本館をはじめとする建造物が有形文化財に登録されています。
館内にはソファーや椅子が沢山あるので、休憩しながら鑑賞することが可能です。
建物自体が非常に美しい作りをしているので、展示品はもちろん、壁や天井のレリーフ、ステンドグラス、テラスなどもみどころ。
②丸沼芸術の森所蔵 アンドリュー・ワイエス展―追憶のオルソン・ハウス
アンドリュー・ワイエス(1917–2009)は20世紀アメリカを代表する画家。
今回の企画展では、アンドリュー・ワイエスがメイン州で出会ったクリスティーナ・オルソンと弟アルヴァロが住む「オルソン・ハウス」を舞台とした名作が展示されています。
高いデッサン技術と繊細な水彩画を間近で観ることができ、特に水彩画の精緻な色の重ね方は、近づいて見たときと、少し遠くから見たときで印象が異なります。
ちなみにデッサンは人間の皮膚の質感まで伝わるような柔らかさ。習作「オイルランプ」(1945)は必見です。
③喫茶室では企画展と連動した特製スイーツも。
2階にある喫茶室では、アンドリュー・ワイエスにまつわる特製スイーツを食べることができます!
今回スタッフOはワイエスのお気に入りだったというアップルパイを注文。
果肉感たっぷりの甘酸っぱいりんごとさっくりとしたパイ生地の、どこか懐かしい風味のアップルパイ。温かいミルクティーと一緒に飲むとほっと一息つくことができます。
企画展の際に特別なグッズが出ることはありますが、特製スイーツを味わえる場所ってなかなかありませんよね。
味覚からもアンドリュー・ワイエスの世界に浸ることができる、素敵な喫茶室でした!
アンドリュー・ワイエス展 詳細
④交通アクセス🚃
大山崎山荘は京都駅から電車で15分!山崎駅で降車します。
駅からは徒歩10分〜15分程度。急勾配の上り坂が続くので、送迎バスもあります。
京都駅〜山崎駅 JR京都線 京都駅から大阪方面・普通電車(各駅停車)で約15分
河原町駅〜山崎駅 阪急京都線 梅田方面・特急もしくは快速急行で長岡天神駅まで約15分
BOOK HOTEL 京都九条から京都駅までは徒歩7分!
美術鑑賞ののちホテルで静かに「読書の秋」も堪能できます🍁
大山崎山荘 詳細
BOOK HOTEL 京都九条 詳細
書いた人:BOOK HOTEL 京都九条スタッフ O