「小学館の図鑑NEO 生きもの図鑑ルーム」へ泊まってみた!レポ
BOOK HOTEL 神保町では、「わたしの本を見つけるホテル」をコンセプトとして、いろいろなコラボルームやイベントを開催しています!
そこで気になるのは、「実際、どんな感じなの?」ということ、ですよね、はい!!
今回はBOOK HOTEL 神保町のスタッフが、コラボルームへ実際に泊まってみたレポをお届けします!
読書好きな親&図鑑好きな子どもがダブルで嬉しい!
改めまして、こんにちは!
ライターとして陰ながらBOOK HOTEL 神保町をお手伝いしている、なずなはなです。
私には、小学校低学年の子どもがひとりいます。
今回、お話を聞いた時に即「泊まりたいです!!」と言ったのが……
「小学館の図鑑NEO 生きもの図鑑ルーム」!!
※現在は開催終了していますが、また開催されるかもしれませんので、ぜひご要望をお寄せください!
私の子どもは、図鑑が昔から大好き。
文字の多い本はまだちょっと苦手だけれど。
いま家にある小学館の図鑑NEOは、「大むかしの生物」「人間 いのちの歴史」「危険生物」の3冊です。
お誕生日やクリスマスの時、本屋さんでうんうん唸りながら選んだ、大切な図鑑たち。
私自身、幼少時代から読書が大好きだったので、できれば子どもにも、好きな本を好きなだけ読ませてあげたい。
とはいえ「図鑑全巻そろえちゃる!!」と太っ腹に言えるわけでもなく……笑
そんなところに舞い込んできた、コラボルームのお話。
コラボルームには、図鑑だけでなく大人向けの本もあるとのこと。
図鑑好きな子どもも楽しめて、読書好きな親も楽しめる。
それはもう、行くっきゃないでしょう!
子どもにコラボルームの紹介noteを見せてみると……。
「行きたい!図鑑読みたい!ホテル泊まりたい!」と大興奮。
そう、我が子は旅行先のホテルも大好きなのでした。ホテルに泊まるっていう特別な感じ、私も好きだったな。
というわけで、さっそくコラボルームの予約を取ることにしたのです。
いざコラボルームへ!
さてさて、当日。
金曜から1泊で予約した私たちは、子どもが学校から帰宅した後に出発!
ホテルの場所は、神保町A1出口からすぐそこ。
子の希望により、コンビニでおにぎりや唐揚げなんかを買って向かいます。
とっぷりと日が暮れた東京の街中、あたたかく灯るホテルの明かり……。
すてきな笑顔のスタッフさんに出迎えていただきました。
モバイルチェックインサービスを済ませていたので、時間がかかることなくチェックインが完了。
1階の本棚もじっくり見たいけど、もう夜……! 残りの時間をコラボルームに使いたい!
すでに目が輝きまくっている子どもが大声を出さないよう気を付けつつ、コラボルームの扉を開けます。
わーーーーー! 図鑑がいっぱい! フィギュアもたくさん!!
夕食後に一息ついたら、そこから先は読書の時間。
しあわせなひとときの始まりです。
親が読んだ本
部屋に置いてある本で、私が興味をひかれて読んだのは3冊。
1日目の夜から2日目の朝まで、あまりにも時間が足りない!
次に利用する時は、ぜひ連泊したいと決意しました。
『日本うなぎ検定』
表紙にどどーん! とうなぎが描かれています。
うなぎってこんな耳あったっけな? と読み進めてみると、これは「雨乞いうなぎ」の絵で、龍をイメージしたという説もあるのだとか。
「クイズで学ぶ」と書かれていますが、解説はとても丁寧。うなぎの生態から歴史、うなぎと関わりのある民俗、北斎の描くうなぎの絵、現代のうなぎ事情など、幅広い知識がボリュームたっぷりに網羅されています。
『美しき小さな雑草の花図鑑』
なんだかとても綺麗だなあと思って手に取った1冊。
黒背景で可憐な花を咲かせる写真の数々に、目が癒される心地になります。
「雑草」にフォーカスをあて、これほどまでに美しい図鑑を作れるのか、と感動しました。
植物の生態の解説も堅苦しくなく、言葉選びがおしゃれなので、すらすらと読めます。
雑草だからと通り過ぎず、足元の世界を眺めてみたくなる本でした。
『恐竜学者は止まらない!』
時間不足で途中までしか読めなかったので、ぜひ通読したい1冊。
恐竜学者の田中康平先生が、いかにして恐竜研究の道へ進み、その魅力にとりつかれたのかというストーリーをフランクな語り口で楽しめます。
小説のように起伏のある構成で、読みやすい上に、出てくる人々も味がある。人物と背景、心情の描きかたがとても生き生きとしています。
大変だな~! でもとっても楽しそうだな~! という気持ちを行ったり来たりしていたら、タイムリミット!
子どもが読んだ本
『ティラノサウルス とびだす解剖学ガイド』
こちら、すごいんですよ。すごいんですよ……!
「恐竜のきれいな死骸が発見された」というフィクションをもとに作られた、飛びだす仕掛け絵本の解剖図鑑。
おっきなサイズで恐竜が飛びでてくるし、体の構造や内側まで見ることができちゃうんです。
子どもが勢いよく開けるとビリビリッとなりそうなので、扱いに注意が必要かも。厚い紙でできているので、頑丈そうではあります。
あちこちに解説文が入っているので、大人なら文章もじっくり楽しめる印象ですね。
『マンガでわかる 大人も知らない! ? 生きものの実は…』
「生きもののヒミツ」にスポットをあてた、マンガで読める事典。
タコの足の数は最高で96本とか、アゲハチョウは脚の先端で味見をするとか、意外なエピソードがたくさん!
子どももゲラゲラ笑いながら読んでいました。
『花クイズブック(小学館の図鑑 NEO+POCKET)』
こちらは「POCKET」とあるように、図鑑をもとにした手のひらサイズのクイズブック。
文字と写真が大きいので読みやすく、花の知識が詰まっています。
子どもと私とで、代わりばんこにクイズを出しあって答えながら、サクサク読み進めていました。
恐竜のフィギュアでごっこ遊び
ベッドのヘッドボードにずらっと並んでいるアニアのフィギュアは、どれも一部が稼働するので、ひとつずつ見ていくだけでも楽しい!
子どもが特にお気に入りだったのは、羽が扇子のようにひらく孔雀。ずっと閉じたり開けたりしていました。
子どもといっしょに読書を楽しむ!
フィギュアを一通り動かし、お風呂に入ったあとは、ふたりで並んでゆったり読書。
子どもがもうちょっと成長して、思春期になったら。
きっと親子の距離感も変わって、こんな風に過ごせるのもあと少しなんだろうなあと、感慨深くなりました。
親(私)の感想
小学館の図鑑コラボは、ぜひ夏休み期間中に常設していただきたいです!
図鑑が好きな子どもはずっとテンションが高いままで、行けて良かったな~と思いました。
また、大人が読んでも楽しめる図鑑や本も用意してあり、子どもと一緒に楽しく読書ができました。
子どもも私も、とてもいい思い出になりました。ありがとうございました!!
子どもの感想
本が多いところが良かった。
フィギュアもあって楽しかった。孔雀のフィギュアが、開いたり閉じたりできて楽しかった。
花クイズブックを見て問題を出したりできて面白かった。
「また行きたいね!」
次の日。
ホテルをチェックアウトした後、名残惜しそうにそう言った我が子。
最近は、寝る前に絵本を読み聞かせることもなくなりました。そのため、「子どもと並んで本を読む」ということ自体が懐かしく、とても嬉しい気持ちでした。
「わたしの本を見つけるホテル」、BOOK HOTEL 神保町で。
大人も子どもも、「わたしの本」を見つけられるといいな。
私もそのお手伝いができたらいいなと考える、帰り道でした。
すてきな思い出をありがとうございました!
皆さんもぜひ、BOOK HOTEL 神保町でのひとときを楽しんでくださいね!
BOOK HOTEL 神保町では、いろいろなコラボルームやイベントを開催しています!
いまアツいコラボルームはこちら!
ちなみに「お客様の声マガジン」では、利用してくださった方々のnoteをまとめています!
ライター:なずなはな