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読めない・書けない・生み出せない、と悩むあなたへ。

本来、創作活動はもっと自由でいいはずだ、と思っています。
というより、自由であってほしい…。

それでも、「つくりだしたもの」には何かしらの評価がつきます。
だから、「いいもの」をつくらないと…!と力が入ってしまう。

・自分の思いだけを100%先行させた記事を書いても、共感は得られないだろうな。
・読者の方が嫌な気持ちにならないように十分に注意を払わないといけないな…。
・この話題は、宣伝が多すぎて読みたくならないかも…?

ココロの中

こんなふうに、ぐるぐると「相手からどう思われるか」ことに意識を向け続けると、タイトルのような状態になってしまうのです。

ハイ!!読めない!書けない!生み出せない!


読めない


読書をただの娯楽ではなく、感想を「発信」しようとした瞬間。

私はただの「読み手」から「作り手」へと変わります。
そうすると、途端に、いろんなことが気になってきます。

・読書家とか、ブックホテルの支配人とか言いながら、そんなにたくさん読めてないよな〜
・そもそも、この紹介記事、面白いのかな…動画コンテンツとかの方が良かったりして…(比較)

本当は、一人でもみてくださる方がいればいいのに、こんなふうに、「自分のことを偉そうと思われたくない」というエゴや自信のなさ、不安から
「#読了」ツイートをすることが怖くなることも、あります。

おそらく、「アウトプット前提」で読もうとするので、うまくいかないのです。

「あ〜これは、お客さまにはおすすめしづらいかも」とか
「今何に興味があるかがバレバレだからこの本はアウトプットには向かないな」とか

本当は、楽しみにしてくださっているかたがいるかもしれないのに。
逆に「紹介をためらうような本」こそ、知りたいという方がいるかもしれないのに。


いろんなことを思えば思うほど「読めなく」なってしまいます。


書けない

どんな人でも「発信者」になることができる今。

誰かに認められるために書いているわけでなくても
「読まれない」「見られない」という状況はなかなかしんどいです。

せっかく作るなら、「誰かに届いて欲しい」(できれば多くの人に…!!)と思ってしまうのです。

ただ、「人の目」があると、意識しなければいけないポイントが増えすぎてしまう、と私は思います。

「前回よりもいいものをつくらないと」と思うあまり、空振りしたり。
守りに入りすぎてしまったり。

私自身は、「作家」と一応、名乗らせていただいています。
(Amazonで「世界一シンプルな書き方の教室」を販売中です)コソっ

ただ、1冊しか、出せておらず、これは作家と言っていいのか、その資格があるのだろうか…。
そうやってまた、ぐるぐる。してしまうわけです。

ライターになり始めた時、私はありとあらゆる記事を書いていました。

すごく、楽しかったです。その時は、「どう思われよう」とか「失敗したくない」などとはあまり考えず、「楽しい!」だけで記事を書いていました。
出版しようと思っている本の下書きも、実はたくさんあります。

しかし…


・ブックホテルの支配人なんだから読書に関する本を書かないと。
・書き方について、好評の声をいただいたから、もう少し内容を膨らませた本を出さないと。

そんなふうに自分に「MUST思考」を自分に強いてしまい、考えすぎて、「書けなく」なってしまうのです。

生み出せない

なんでもいいから「アウトプットしてみましょう」なんて言われたって、
何をどんなふうに発信すればいいのかなんて、さっぱり分かりませんよね。

コンテンツを生み出すためにインプットをしましょうと言われたって、はて、何からしたらいいのか。。

アイディアは、常に湧き出るものではありません。

やる気が出る時もあれば、落ち込むこともある。
「今やってることって意味があるのか?」と思ってしまうこともしばしば。


「よし!note更新、頑張るぞ!!来月はもっと多くの方に見てもらおう!次はこんな記事がいいかも!?」

気力に満ち溢れた時、私のnoteの下書きには10も20もアイディアが溜まります。

スタッフに対しても新しい企画の卵を、0ベースで投げかけてみます。


でも。
いざやってみようとなると、、、
やっぱり深く考えすぎてしまうのです。


・新しい企画。誰も参加してくれなかったらどうしよう。
・この企画にお金をかける意味ってあるのかな。
・このコンテンツ、そもそも面白いと思ってもらえないんじゃないか。

想像で、「誰かの声」が、聞こえてくると、躊躇してしまう自分がいます。


トライアンドエラーと言いつつも、やはり、失敗は気持ちの良いものではありません。
自分の考えた企画だったら、それなりに成果を残したい、という見栄っ張りな性格が顔を出します。

やってみて、失敗して、新しく変えていく方が遥かに成長するのに、
少しでも「意味がないのでは。」と思うと、やめてしまいたくなる。

こうしたことは、誰にだって経験があるかもしれませんね。


何もできなくなった時の処方箋

読めない時、書けない時、生み出せない時。
大体、共通点があるような気がしてきました。

原因は「人と比べすぎ」であること。
それに尽きるな、と思います。

どんなに読んで読んで読みまくっても、
書いて書いて書きまくっても。
超えられない壁はあります。

年間1000冊読む方や、毎日ブログやYouTubeの更新をする方には、到底及びません。
SNSだって、「スゴい人」と比べたら、キリがない。

でもそこで諦めて、0になってしまうと、可能性すら0になる。

だったら、細々と続けていた方が、光が見えることがあると信じたいのです。
何かの芽が出るかもしれないのです。。


ということで、
「読めない、書けない、生み出せない」
この状態になってしまったら、一旦「シャットダウン」がおすすめです。

「サボる」と言ってしまうと聞こえは悪いですが、
「できない!!!!!!」と思いながら過ごすより、一旦、「考えない」時間を作って、何か他の作業をしたり、雑談をしたり。
そんなふうにして過ごすことをお勧めします。

私の仕事はコンテンツを生み出すこと。
ですが、同じくらい、「休むこと」も大切だと思っています。


本来は、好きなように「見て」「聞いて」「感じて」

それだけで十分なはずなのに、それを「表現」しようとしているあなたは(私も!笑)めちゃくちゃ偉すぎます!!!いつも、お疲れ様です。



読めない!書けない!生み出せない!

時は

読むな!書くな!生み出すな!


良いと思います。

シャットダウンです。

そうやってぼーっとしていると、

「読みたくなったり、
「書きたくなったり、
思いついちゃったり(生み出せちゃったり!)するのです。


慌てない。
慌てない。


今回のnoteは、創作活動を頑張るすべての方に向けてのエールです。
(という形にしながら、本当は今の自分を自分で励ましてみました。)

何かを生み出す苦しみを感じたときは、もはやそれすらコンテンツにしてしまうのもありなのかもしれませんね。
(「ネタがありません」というコンテンツだって、読みたい人はいるかもしれない…)


最後に。
ちなみに、当館はブックホテルですが、「何も考えずに過ごしたい」という方も大歓迎です。

都心からのアクセス抜群なので、生み出す気力がなくなった方は、ふら〜っと立ち寄ってみてくださいね。

(不思議なことに、部屋にあると読んじゃう、という方が多いですが笑)

⏬デイユースプランも始めました。



これからも、頑張りすぎずにいきましょう!お疲れ様でした!!


著:moon (BOOK HOTEL神保町 支配人三浦菜月)





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