本当に欲しい1冊とめぐり逢える。本好きのためのサロン「ぶくとも。」の選書ワークショップ活動レポート
BOOK HOTELが主催する本好きのためのサロン「ぶくとも。」のイベントで「選書ワークショップ」を行いました!
いつもは本の紹介を書いているスタッフのReoが、今回こちらの「選書ワークショップ」に参加させてもらいましたので、活動レポートをあげていきたいと思います!
2024年9月中旬、場所は六本木にあるブックカフェ「文喫」さん。
今回のワークショップは、ブックディレクターとして活動しているスタッフMさんの企画。
実際にMさんはブックカフェなどで選書をした経験もあり、プロの選書を学べる場になりました!
そんな「選書ワークショップ」のテーマは
大切なひとに贈る一冊
「あのひとはどんな本をあげたら喜ぶだろう?」
「この作家さん好きそうだな~」
大切なひとの顔を思い浮かべながらセレクトした一冊は、Amazonのレコメンド(あなたへのおすすめ)やChatGPTには、決して見つけることができないと思います。
「選書ワークショップ」当日の流れ
では、ここからは当日の流れを振り返っていきます!
①ワークシートの作成
まずは本を贈る相手のイメージを明確にするため、ワークシートを作成しました。
ワークシートの設問は「そのひとはどんなひとか?」「いま、どんなことを求めているのか?」「本を渡してどうなってほしいか?」といった内容。
スタッフのMさんは「本を贈る相手が、どんな気持ちになり、どうなってほしいか」を選書で最も意識しているとのこと。
ちなみに今回参加した8人中7人が、本を贈る相手を家族や友人といった他者ではなく自分に設定していました!
特定の誰かを想定するより、自分が一番イメージしやすいからなんですかね🤔
②本のセレクト
ここから作成したシートの内容を基に「文喫」さんの本棚から本をピックアップしていきます。
あらかじめ選書のコンセプトを決めていたので「5分くらいで選書できるでしょう~」と余裕しゃくしゃくでしたが、実際に本棚の前に立つと途方に暮れている自分がいました・・・
今までは直感で本を手にとってきたので、解像度が高い状態で本を見つけるのは、これはこれで難しいんです。
なかなか本が見つからず、気付けば関係のない料理のレシピなどみて現実逃避していましたが、なんとか制限時間の5分前に見繕うことができました。
③選書した本の発表
最後は1人ずつ選書した本についての発表!
皆さん、ワークシートの内容にそって「なぜ、その本を選んだのか」をしっかりプレゼンテーションしていました。
ちなみに私は本を贈る相手を自分にしました。
なぜ自分にしたかと言うと、もっと自身に対して優しくなりたいと思ったからです。
いつからか私のなかに、自分にたいして厳しい鬼コーチのような存在が現れるようになりました。なにかと自分を断罪をしてくるこの鬼コーチに、少しでも優しくなってもらいたい。そんな願いを込めて、ありのままの自分を受け入れられるようになる本を選書しようと思い、選んだ一冊がこちら。
こうやって文章を書いているときも「面白くない。文章が分かりづらい」と鬼コーチが耳元で囁いてきます。
そんな厳しいもう1人の自分に「拙くてもいい。まとまらなくてもいい。自分が思ったことをありのまま言葉にすればいいんだよ」とメッセージをそえて、この本を贈りました。
最後に
今回「選書ワークショップ」に参加して感じたことは、言葉にすることの大切さです。
もちろん感覚に頼ることも悪くはないですが、考えを書き出すことで、自分のなかに眠る本当の気持ちに気付かされました。
本当の気持ちに気づくことで、自分が心の底から求めている1冊の本に出逢えるかもしれませんね。
今後も「選書ワークショッップ」は実施予定なので、気になる方は是非参加してみてください!
「ぶくとも。」9月のイベント情報
これからも「ぶくとも。」では、本好きの皆さんが喜ぶような企画をたくさん展開していきます!
【選書ワークショップ】
日時:9月23日(月) 15-18
内容:プロのスタッフと一緒に、ワークショップ形式で本を選ぶ楽しさを体験できます。大切な人に贈る一冊や、自分へのご褒美としてぴったりの本を見つけ、選書のプロセスを楽しみましょう。
参加料:2530円(入場料)+ 書籍代
場所:都内のブックカフェにて
【Share Your Favorite Books】
日時:9月29日(日) 14-18(参加人数によって変動あり)
内容:自分が心から愛する本をみんなにシェアしませんか。お気に入りの本たちについて。思い出や感想も含めて、持ち時間内で自由な形式でみんなにプレゼンする会です。
参加料:1000円程度(場所代、軽食、飲み物)
場所:MANGA ART HOTEL,BAKUROCHO
「ぶくとも。」参加方法📩
興味がある方はこちらのnoteをご覧ください!
この記事を書いた人
ライター:Reo