爽やか気分になれる本、集めました。BOOK HOTEL 神保町〜初夏特集〜
梅雨ってこんなに長かったっけ。
天気予報を見てみると、何日も続く雨マーク。
傘を持つと手が塞がるし、靴は濡れるし、ジメジメムシムシ…
「早く、梅雨が終わってほしい」
でも…かと言って夏の猛暑も乗り越えられる気もせず。。
汗は滝のように出るし、まだマスクも手放せないし、紫外線も気になるし。
「猛暑日」という言葉を聞くだけで、頭がふらふらしてくるような…
ついため息が漏れてしまう、憂鬱なこの時期。
あれ…?
でも、私、いつからそんなふうに思うようになったんだろう。
少なくとも、子どもの頃はこの時期になると、「夏休み」が待ち遠しくて仕方なかったはず。
「今年の夏は何しようかな」
「〇〇ちゃんとプールに行って、〇〇ちゃんとお祭りに行って…!」
そんなふうに空想を膨らませて、ニヤニヤして。
久しぶりに幼い記憶を覗いてみると、そこには楽しかった思い出ばかりが詰まっている気がしました。
夏が大好きだった、あの頃の私に会いに行く。
以前は、こちらのnoteの執筆を担当しました。
本は世界中どこへでも連れて行ってくれる。
どんな時代にも、どんな季節にも。
そうだ、そうだった。
わたしには「本が」あるんでした。
そこで私は、「夏が待ち遠しくて、夏が楽しくて仕方がなかったあの頃に旅をしてみる」ことに。
爽やかな気分になれる読書をすることで、この憂鬱な気分を吹っ飛ばしてしまおう!という作戦です!
略して「爽やか読書」のご提案✨
作ってみました、爽やか本コーナー!
当館の入口では、季節の本のコーナーが皆様をお出迎えしています!
現在のテーマは…
「さわやか気分になれる本〜心だけは、晴れやかでありたい〜」
青春時代を思い出す本、夏が舞台の本、天気にまつわる本など‥。
無理矢理にでも、「さわやか〜」になっていただける本ばかりを並べています。
今回は、これらの本の中から、特に私のおすすめの本を紹介していきますね!
爽やか気分になれるオススメ本3選
①風が強く吹いている 三浦しをん
新設(?)駅伝部が箱根駅伝を目指す物語。
真冬に行われる箱根駅伝。
季節を考えると涼しいを通り越して寒い!笑
しかし内容はアツいです!そして、ところどころで笑いのツボを刺激されるので、電車の中などで読むときは注意が必要です。
個性豊かなメンバーと共に駆け抜ける、さわやかな風をぜひ感じてください!
②学校の青空 角田光代
学校生活にまつわる短編集。
青春って、キラキラしたことばかりじゃなかったよなあ。
「あの頃はよかったな」なんて考えてしまうけど、あの頃には特有の苦しさや居心地の悪さもあって。
今となっては笑い話になるかもしれないけれど、あのとき感じたことを大事にとっておきたいと感じさせてくれる本です。
③あの歌がきこえる 重松清
これを聴くと、あの日のことを思い出す!!という一曲はありますか?
この本はまさに、音楽×青春!
お腹が痛くなるほど笑ったあの日や、人生で初めて挫折を味わったあの日に寄り添ってくれた音楽。
サザン、ユーミン、ジョン・レノンなどなど…懐かしの名曲がたくさん登場します。それらの曲を知らない世代の方でも、きっと聴いてみたくなるはず!
涼しい部屋で読書に浸るのも、たまにはいいよね
さわやか気分になれる本、せっかくなので快適な環境で読むのはいかがでしょうか。
「高温多湿な外の空気」を完全シャットアウトして、涼しい部屋で本を読みながらのんびり過ごす。
プールやお祭りに大忙しだった、懐かしい小学生時代とは
ちょっと違う、まったりライフも、なんだかいいかもしれません。
大人になったからこそ、あの頃とは違う方法で夏を楽しんでみませんか…?
当館のことを取材していただきました!こちらもよろしければぜひ!!
執筆:石原(スタッフ)
編集:moon