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コンビニ感覚で本屋に行くわたしの"本屋の楽しみ方" 【BOOK HOTEL 定期マガジン「ホンスキ。」】

本屋は私にとって、むしろ「好き」を通り越して、なくてはならない存在です。なんでしょう、酸素が濃く感じる場所と言いますか。

仕事でミスをしたり、あてもない将来に不安を感じると、呼吸が少しばかり浅くなる。そんなとき、本屋に行くと呼吸が少し楽になるんですよね。

私にとって本屋は、しんどくなった時の駆け込み寺みたいな場所なのかもしれません。

昨今、出版不況で書店が閉店するニュースが嫌でも耳に入ってきますが、「本屋は文化のバトンを次の世代につなぐ、かけがえのない場所」ということを一人でも多くの人に知ってほしい。

今回はそんな気持ちを込めて、私なりの本屋の楽しみ方についてお伝えしたいと思います!おすすめの本屋も紹介するのでぜひ最後まで見てくださいね!

BOOK HOTEL 定期マガジン「ホンスキ」とは?

毎月5日に発行している本好きによる本好きのための定期マガジン。
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BOOK HOTEL 定期マガジン「ホンスキ。」

本屋の楽しみ方①ネット通販にはない偶然の出逢いを見つける。

すでに欲しい本が決まっているなら、便利なネット通販を使うのもいいですが、本屋に行くと予期せぬ出逢いが待ち受けています。

ネット通販の場合は、自分が閲覧した商品や購入した商品をもとに、興味がありそうな本を自動的にオススメをしてくれますよね。

これはこれで良いのですが…

どうしても似たような本が提示されるので、オススメされた本ばかり読んでいると考えかたや価値観に偏りが出てしまう。

本屋に行くと、あらゆる本が目に入ってきますよね。普段、読まないようなジャンルのなにげなく手に取った本が、案外面白かったりするんです。

実際に手に取ってみることでしかわからない、直感に訴えかけてくるようなものがある。

そんな不思議な体験ができるのは、やはり実店舗ならではだと思うのです。

本屋の楽しみ方②書店員さんのオリジナリティー溢れるPOPを見つける。

本屋に行くと、書店員さんが”推したい”本にPOPをつけていますよね。

こちらはBOOK HOTEL神保町のスタッフが作った渾身のPOP。

「ド・ヘビー小説って、一体どんな内容!?」と気になってしまいますよね。実際、私もこちらの作品を読んだんですが、確かに書かれている通りブッ刺さりました

ホテルには可愛いらしいPOPも並びます

ノーマークで今まで通り過ぎていた本も、POPを読むと何だか気になる存在になってしまう。

あと、POPは書店員さんの”本への愛”がダイレクトに感じられます。
これは本屋に行くことでしか味わえない。

(個人的には「丸善・御茶ノ水店」のPOPには何度も衝動買いをさせられました・・・心を掴まれるんです。)気になる方はぜひお店に足を運んでみてください!

本屋の楽しみ方③立地から利用者層を想像してみる。

普段あまり本屋に行かない人からすると「どこの本屋もだいたい同じでしょう〜?」と思われるかもしれませんが、全然違います!

お店がある場所によって、お客さんの層も違うし売れる本も変わってきます。例えば、ビジネスマンが多い東京丸の内にある大型の書店は、一階がまるっとビジネス関連のコーナーになっていたりします。

いっぽう、いわゆる町の本屋さんは、子供たちがよく利用するからなのか、マンガの品揃えが多かったりしますよね。

このように必ずお店ごとに違った色があるんです…!
「この地域にはどんな本があるかな」と、本屋からその土地に住む人々に思いを巡らせるのも通の楽しみ方かなと思います。

さて、ここからは「東京都内のチェーン店」という縛りで、特徴ある本屋をいくつか紹介していきますね!

東京都内チェーン店の特徴的な本屋さん一覧

売場から世の中の動きが分かる!丸善・丸の内本店

オフィス街の丸の内だけあって、とにかくビジネス書が多く、1Fは1フロアまるっとビジネス関連の書籍になっています。

とくにビジネス書はトレンドの本が売れるので、ここに行けば世の中の動きがわかるような気がします。

マンガの洞窟!ブックファースト 新宿店

入った瞬間、マンガの数に圧倒されます!
進めど進めど四方八方マンガだらけの空間で「マンガの洞窟」にいるような感覚。

また、閉店時間が22:30と夜遅くまでやっているので、仕事が終わるのが遅いかたでも利用できます。

マニアックな書店といえば・・・書泉ブックタワー 秋葉原店

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